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レントゲンで見つかった根っこの病気。

2018.02.24

おはようございます。

大垣市、垂井、瑞穂市のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で託児もご利用できる、子連れにやさしい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

皆さんは、歯医者さんに受診した時に撮影したレントゲンで、歯の根っこの先に影があると言われたことはないですか?

写真のように歯の根っこの先にレントゲン上で黒くなっている部分が見えると思います。レントゲン上は、硬いものほど白く見えます。そのため歯や骨、被せ物は白くなります。

右の写真のように黒くみえるのは骨が溶けてしまっているからです。

では、なぜ骨が溶けてしまったのでしょうか?

 

その原因は、細菌にあります。

通常、神経を取る時は、むし歯が大きくてズキズキするような、むし歯が神経に感染を生じている時です。その後、神経の処置を行って被せ物をかぶせて治療が終了します。

この時に細菌が根っこの中に残ってしまった場合に、根っこの中で徐々に細菌が繁殖し始めます。しかし、歯の頭の部分には被せ物(差し歯)がしてあるため細菌が増えても出口がないために、歯の根っこの方に出てきます。根っこの先に膿がたまり骨が溶けてしまうのです。

しかし、この根っこの先に膿がたまる症状ですが、多くの場合は症状がなくゆっくりと大きくなることが多いのです。

そのため、歯医者で、顎全体のチェック目的で撮影したレントゲンで初めて見つかる方も少なくありません。患者さんによっては根っこの治療がしてある歯が全て膿んでいることもあります。

では、それ全てが治療をしなければいけないのかと思われるかもしれませんが、実際はその歯の状態によって、治療を行うかどうかを決定します。

治療を行うポイントは、

①歯に症状があること。(痛みや腫れ、噛むと痛いなどの症状)

②痛みはないが、歯茎の横が腫れて膿の出口ができてしまっている時。

③症状はないが、レントゲン上で影が大きい場合

多くの場合はこの3つに当てはまる時に治療を行います。

治療法は、原因となっている細菌を取ることです。以前の根っこの治療の際に神経の代わりとなる樹脂に細菌が感染、繁殖しているために、その樹脂を全て取り除くことで治療を行います。

痛みがなく症状が無い歯や、根っこの先の影が小さい方は、基本的にすぐに治療は行わず、症状の出現時や、定期的に撮影するレントゲン上で影が大きくなった時に治療を行います。

ハリヨ歯科では、初診時に顎全体のレントゲン撮影を行います。それは、外からは見えない情報がレントゲンによって見つかるからです。

レントゲンをとることで、今回説明した根っこの先に膿が溜まっていることがわかったり、親知らずの状態、歯を支えている骨の状態、蓄膿症かどうかまで多くのことがわかるからです。ハリヨ歯科では、お口の中の状態をしっかりと診断した上で、治療方針を決めていきますの分からないことがありましたら、ご気軽にご相談ください。

 

 


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