#

8020運動はご存知ですか?

2023.07.03

こんにちは、岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは

”8020運動”

についてです。

皆さん、8020運動って聞いたことはありますか?

これは、1980年(平成元年)に日本歯科医師会が推進した、80歳になっても20本の歯を残そうという取り組みについてです。

まず第一に

皆さんは大人の歯が何本存在するかご存知ですか?

親知らずを入れたら全部で32本存在しています。

その32本のうちの20本を80歳までに残そうという取り組みになります。

皆さんは、自分の歯が無くなる(抜かなければならなくなる)ことが想像できますか?

多くの方は、歯はいつまでも、健康で、抜けることは想像できないと思います。

しかしながら統計的にいうと、45歳ごろに最初の1本目を失うと言われています。

歯が無くなる原因は、人それぞれです。

むし歯で歯が無くなる人もいれば、歯周病で無くなる人もいますし、外傷で破折して無くなる人もいます。

院長も実は、歯が一本無いのです。

なぜなくなったかというと、学生時代にやっていたラグビーの試合で歯が抜けました。その時ちょうどマウスピースをつけていなくて、アクシデントに見舞われて、下の前歯が抜けました。

抜けた後は、すぐに病院にいき、再植をして、一旦は元に戻ったのですが、、外傷による影響もあり、歯の根っこが吸収(溶ける)してしまい、事故があってから7年目ぐらいで抜歯となりました。

話を戻します。

8020という、この運動は、高齢になっても自分の歯を健康に保つことの重要性を訴えるために展開されています。

一般的に、健康な口腔内には28本以上(親知らずは生えていなかったり、そもそも存在していなかったり、噛んでいなかったりすることで数に数えないこともあります。)の永久歯があります。しかし、年齢とともに歯の喪失が増え、入れ歯や義歯が必要になるケースが多く見られます。この運動は、予防と早期治療の重要性を強調し、高齢になっても自分の歯を最大限に保つことを目指しています。

では、なぜ歯を残す必要があるのか。

高齢者で歯を残すメリットは、身体的、栄養的、精神的な側面から大きな影響を与えます。

まず、身体的な面では、歯を残すことによって咀嚼機能が維持されます。しっかりと噛むことで食べ物を十分に細かく咬み砕き、消化を助けます。咀嚼不良が生じると、栄養の吸収が悪くなり、栄養不良や体力の低下を引き起こす可能性があります。また、噛むことによって唾液の分泌が促進され、口腔内のバランスが保たれ、虫歯や口臭の予防にもつながります。

さらに、歯を残すことで正しい発音や言葉の明瞭性が維持されます。歯がない状態では発音が不明瞭になり、コミュニケーションの困難さを引き起こすことがあります。歯を残すことで自信を持って話すことができ、社会的な交流や日常生活の質を向上させます。

さらに、顔の形状や口元の美しさにも関わります。歯がない状態では顔の形が崩れ、老けた印象を与えることがあります。一方、歯を残すことで顔の輪郭が維持され、若々しさや自信を保つことができます。また、笑顔が美しくなることで、自己表現や人間関係の向上にも寄与します。

栄養的な面でも重要です。歯がある状態では、食事の幅が広がり、多様な食材を摂取できます。バランスのとれた食事は、免疫力の向上や疾病への抵抗力の向上につながります。また、食事の嗜好が維持されることで、食欲や食事の楽しみを保つことができます。

歯がないと、固かったり、繊維質のものが食べにくくなります。

結果て的にやわらかいものを好み、栄養素としても炭水化物に偏って栄養バランスも崩れてしまいます。

ここで、1ポイント!

硬い食べ物と、やわらかい食べ物どちらが歯を汚しやすいと思いますか?

実は、やわらかい食べ物の方が歯に汚れが着きやすくなります。

例えてみると、包丁を使って、硬いリンゴを切った時、包丁の刃はどうなりますか?汚れもつかずに綺麗なままですよね。

では、ケーキを包丁で切ってみましょう。

包丁の刃は、汚れてしまいますよね。

いくら鋭い刃で切っても、相手が柔らかいものであると刃が汚れてしまいます。歯も同じように、歯周病が進行して刃で硬いものが噛めなかったり、歯が抜けて、歯の数が少なくなったら、軟らかい食べ物を好むようになります。

結果的に歯は汚れて歯周病が悪化しさらに歯を失う負のスパイラルに突入します。

歯を残すことが、長生きする上でいかに大事かはわかっていただけましたか?

まだ、まだ、歯を残すことの重要性はたくさんありますが、それは、また別の機会にお話ししようと思います。

 


●アーカイブ

0584-74-1182

診察カレンダー

※土曜日の午後は13:45〜16:45
※日曜・祝祭日・木曜日は休診
 (祝祭日のある週の木曜は診療日)

初診オンライン予約