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「歯の成長のタイムテーブル:乳歯と永久歯の登場!」

2023.07.01

こんばんは、岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科院長の長縄です。

本日のテーマは

 ”乳歯と永久歯の登場のタイミングはいつ”

についてお話しいたします。

まず最初に、皆さんは乳歯の数が何本あるかご存知ですか?

16本?20本?28本?

正解は

 『20本』

我々歯医者では、乳歯の場所によって読み方が異なります。

A、B、C、D、Eの五種類あり、それが上下左右4ブロッックに分かれるので全部で20個になります。

では、永久歯の数はいくつですか?

乳歯より多そうだから

24本くらい?親知らずもあるから28本くらい?

意外と考えたこともない人がいるのではないでしょうか?

永久歯も乳歯のように、歯の位置によって数字で表せる名前がついています。乳歯がA ,B,Cとアルファベットに対して、永久歯は

1、2、3、4、5、6、7、8と永久歯を含めると、右上のブロックだけで8本の歯があります。そうなると、4ブロックあるので全部で32本永久歯があるのが普通です。

ただ、最近では、親知らずがそもそも存在していない人もいるので、人によって数が変わってきます。

それでは、本題の乳歯の萌出時期と永久歯の萌出時期について説明します。

  1. 乳歯の萌出時期: 乳歯とは、お子さんが生まれたときに最初に生えてくる歯のことです。基本的には、乳歯は生えた後、すべて抜けて永久歯に生え変わっていきます。乳歯は、お子さんの成長に合わせて徐々に萌出(口の中に現れる)してきます。                                   以下に、一般的な乳歯の萌出時期を示します(個人差があることに注意してください)。                                  中切歯:A、側切歯:B(前歯): 通常、お子さんが6〜10ヶ月の間に下顎の中央切歯(下の前歯)が最初に現れます。上顎の中央切歯(上の前歯)は、通常、8〜12ヶ月の間に萌出しす。       乳犬歯:C: お子さんが16〜20ヶ月の間に下顎の犬歯が現れます。上顎の犬歯は、通常、18〜24ヶ月の間に萌出します。          第一乳臼歯D: 通常、お子さんが10〜16ヶ月の間に下顎の尖歯が現れます。上顎の尖歯は、通常、14〜18ヶ月の間に萌出します。      第二乳臼歯:E:お子さんが20〜24ヶ月ごろに萌出してきます。

乳歯は、お子さんが成長するにつれて徐々に全ての歯が揃っていきます。乳歯は一時的な歯であり、永久歯と交代するため、お子さんの口の中で大切な役割を果たします。

  1. 永久歯の萌出時期: 永久歯は、お子さんが成長してから生えてくる成人の歯です。乳歯が抜け落ちると、その位置に新しい永久歯が生えてきます。以下に、一般的な永久歯の萌出時期を示します(個人差があります)。
  • 切歯(前歯): 乳歯が抜け落ちると、永久歯がその位置に生えてきます。下顎の中央切歯は、お子さんが6〜8歳の間に、上顎の中央切歯は、お子さんが7〜8歳の間に萌出します。
  • 犬歯: お子さんが9〜12歳の間に、下顎と上顎の犬歯が生えてきます。
  • 小臼歯: お子さんが9〜12歳の間に
  • 臼歯(大臼歯): お子さんが10〜13歳の間に、下顎と上顎の臼歯が生えてきます。親知らずは、通常、お子さんが18〜25歳の間に萌出します。永久歯は、乳歯と異なり、お子さんの一生を通じて使われる歯です。乳歯から永久歯への交代は、お子さんの成長と発育の一部です。永久歯が正しく萌出することは、噛む機能や発音において重要です。

    ただし、萌出の時期は個人差があります。個々の子供の発育や成長によって異なる場合がありますので、必ずしも上記の時期に厳密に合致しない場合もあります。定期的な歯科検診に通うことで、お子さんの歯の発育や健康状態を確認し、必要なケアや処置を行うことが重要です。

    乳歯から永久歯への変化は子供にとって特別な時期であり、適切な歯のケアと定期的な歯科検診は、健康な歯を維持するために重要です。

     


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