歯科医院は楽しいところ
おはようございます。
大垣市今宿の歯周病予防、むし歯予防に力をいれている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長、長縄 陵亮です。
みなさん、お子さんに歯科医院を説明する際にはどんな言葉を使われますか?
ウィーンするところ??あーんするところ??
もしかして、痛いことするところ?????
お父さん、お母さんがお子さんの歯科医院を説明する際に選ばれる言葉はお父さんお母さんの歯科医院に対するイメージが大きく関わる事と思います。
今まで虫歯もなく歯科治療自体したことがないお父さんお母さんは、“ウィーン”したり“痛い痛い”経験がないため、どんな言葉をチョイスされるのでしょう。
淡々と「歯を見てもらおうね」かな?「歯を綺麗にしてもらおうね」でしょうか?
歯科医院受診経験のない純真無垢なお子さんは、それぞれの言葉を聞いた際どう受け取るでしょう。
先日、受診してくださった親子の患者様の話です。2歳のお子さんを連れてお母さんと2人で定期検診に来てくださいます。
イヤイヤ期まっただ中。診療用チェアーに寝転ぶとなった途端「イヤー!!
」が始まりました。それまで、キッズスペースで楽しそうに遊んでくれていました。
定期検診とは言えどまだ来院回数2回目。イヤイヤ期。診療チェアー拒絶はよくあることです。
しかし、そこで気になったのが「イヤー!」と言っているお子さんの横で必死に「痛くないよ!痛いことしないよ!」とお子さんをなだめてくださるお母さんの言葉でした。
泣く我が子を安心させたい!!という一心に出た、心優しいお母さんの罪のない言葉です。
しかし、「痛くない」「痛いことしない」という言葉はどうでしょうか。
一見「痛い」ことに対する否定の言葉ではありますが、大人でも「痛くないよ」という言葉をかけられれば「え??なんか痛そうなことするの??」と警戒しませんか??
そのお子さんには実際虫歯等はなく、本当に痛いことは何もしていません。今後も、しっかりケアさえしていけば、一生痛いことは歯科医院で起きないかもしれません。そうなれば、そのお子さんにとって歯科医院は一生「歯を綺麗にしてもらえる、気持ちいい場所。楽しい場所。」になるはずです。
「痛くないよ」のお声がけがそれを妨げ、潜在意識の中に「痛いかもしれないところ」とインプットされれば、私たちはとても残念です。
見慣れない場所、見慣れない器具に警戒心を持つのは当然です。そんな警戒しているお子さんを見て何か安心できる言葉を!!と思ってくださる、優しいお母さんの気持ちはよくわかります。
そんな時は、お子さんが楽しくなるよう「なんだろうねー!!」「すごいねー!!」「わぁーかっこいいねー!!」などお子さんの好奇心をくすぐるような楽しい言葉かけをぜひしてみてくださいね♬