お子さんが自分で歯磨きできるための取り組み〜歯磨きワーク〜始めました。
おはようございます。
岐阜県大垣市今宿の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。
皆さんのお子さんは歯磨きをしてくれますか?
「チャッチャッと歯磨きをして、やっているかわからない。」「適当に歯磨きしています。」「磨いているけど、磨けているかどうかわからない。」など
お子様が歯磨きを進んで、しっかりやってくれるとよくないですか?
そこで、今回のテーマは、ハリヨ歯科が今年から取り組んでいる
『歯磨きワーク』についてです。
そもそも、なんで子供が歯磨きをしてくれないのでしょうか?
それにはいくつかの問題があります。
第一に無関心または理解不足: 子供は歯磨きの重要性を理解していない場合や、無関心である場合があります。歯の健康や予防の重要性について十分に認識していないため、歯磨きを怠ってしまうことがあります。
2番目に嫌悪感や不快感: 歯磨きは一部の子供にとって嫌な経験であり、不快感を感じることがあります。歯磨きの刺激や歯磨き粉の味が好みでない場合、子供は歯磨きを避けるかもしれません。
3番目に歯磨きのルーティンの欠如: 歯磨きをするための定期的なルーティンが欠如している場合、子供は歯磨きを忘れたり、後回しにしたりすることがあります。歯磨きは日常の習慣として定着させる必要があります。
最後に姿勢や技術の問題: 正しい歯磨きの姿勢や技術を身につけていない場合、子供は歯磨きの効果を感じづらくなることがあります。適切な指導や練習を通じて、子供に正しい歯磨きの方法を教える必要があります。
子供が歯磨きをしない背後には個々の要素や状況が存在する場合もあります。
そこで、ハリヨ歯科では、歯科医師や歯科衛生士、管理栄養士、保育士で話し合い、子供たちに対して適切な歯磨きの教育や指導を提供することで、歯磨き習慣を獲得してもらうために『歯磨きワーク』という取り組みを始めました。
ハリヨ歯科では、お子様の定期検診の際には必ず、PCR(プラーク・コントロール・レコード)の数値を出しています。
PCRとは、歯に染め出しをすることで、歯磨きで汚れが取れていないところに色が残こり、それを数値化して客観的に汚れがついているか、ついていないかを判断するために行う検査のことです。
その数値を指標にして、歯磨きワークの前後で、歯磨き方法が改善されたかを最終的にはチェックをしていきます。
歯磨きワークの内容としては、
①お口の汚れについてのお勉強!ある方法を使って、バイ菌の存在を目で見て感じてもらっています。
②歯磨きの必要性についてのお勉強
なんで、歯を磨かなければいけないのかを、子供たちに考えてもらって自ら磨いてもらえるように導いています。
③実際の歯磨きの技術ができているかの確認
実際に歯磨きをしてもらい、普段の歯磨きの仕方をチェックします。
④染め出しをしてPCRを評価
磨いた後に磨けているかのチェックのために染め出しをしていきます。
⑤衛生士による歯磨きの仕方の伝授
自己流で磨いていることも多いので、磨く順番から持ち方、姿勢など歯磨きに必要なテクニックをお教えしています。
⑥次回受診日までの目標を決めて終わり
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自宅に帰って、歯磨きワークノートに毎日歯磨きをしたら歯磨きカレンダーに色塗りをしてチェックをする。
1週間に一回は仕上げ磨きをしてもらう。
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歯磨きワークから1ヶ月後に再診し、歯磨き評価。
合格したら歯磨きマスターに認定します。
お子さんが楽しんで、歯の大事さに気づいて、歯磨きをしてもらえるように日々取り組んでいます。
他にも、むし歯の学校ワークと題して、おやつやジュースの上手な選び方なども学べるワークもありますので興味がある方は、スタッフまでお声がけください。