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むし歯は年齢によってなりやすい部位が違うって知っていますか?

2019.11.04

こんにちは。

大垣市、今宿の歯周病予防、むし歯予防に力をいれている歯医者、お子さま連れでも安心の託児サービス、ご家族で一緒に来れるファミリールーム完備の歯医者さん。ハリヨ歯科の院長の長縄です。

皆さんは、いくつになっても、むし歯になりやすい部位は一緒だと思っていませんか?実は、年齢によってむし歯になりやすい部位が変わってくるんです。

小さい時、特に乳歯が生えたばかりの時や乳歯が永久歯に生え変わった時期には、咬合面という、歯の溝の部分からむし歯になりやすくなります。

これは、生えたばかりの歯は溝が深いためにむし歯になりやすいからです。

 

 

 

 

 

 

次にむし歯になりやすくなるのは、歯と歯の間(隣接面)部から進行するむし歯です。歯と歯の間は通常は隣の歯と接しているために、フロス(糸ようじ)などを使用しないと、間に食べ物が残ってしまって、そこからむし歯になります。

ジュースをよく飲む人や、砂糖入りのコーヒー紅茶を飲む人、飴や組などの間食が多い人などがよくなるむし歯です。

そして、次の段階に行くと、根面むし歯です。

根面むし歯というのは、あまり聞きなれない言葉だと思いますが、むし歯の中で一番厄介になってしまうむし歯の一つです。

簡単に言うと、本来骨の中に埋まっている歯の根っこの部分からむし歯になってしまう病気です。

(クラブサンスターより出典774

歯の構造上、体の中で一番硬いものはエナメル質と言われる、歯の表面をコーティングしている部分です。そこは、硬さがあるので、ある程度虫歯への抵抗力を持っています。

しかし、歯周病が進行し、歯を支える骨が溶けた時に、本来骨に埋まっている歯の組織(セメント質)が露出します。この、セメント質はエナメル質より弱いためにむし歯にかかりやすくなってしまいます。

また、もともと、むし歯が多い患者さんが歯周病が進むと、かなり大きなリスクになります。特に、歯の神経を取った歯があり、被せ物をガバッと被っているさし歯の状態になっている歯が最も要注意になります。

それは、なぜかというと、神経がない歯は、むし歯が進行しても、しみるや、痛みなどの症状がないからです。知らないうちに歯茎の中で歯に洞穴を作ってしまい、人によっては、歯が折れるまで気づかないんです。

当然、むし歯は、歯茎の中で進行しているため、その後の処置も難しいことが多く結果的に歯を抜く必要があったり、手術で、その周りの骨を削ってむし歯の部分を出さなければならなかったりと、かなり大掛かりな処置になってしまいます。

よく患者さんは、痛くないからむし歯に行かなくても良いんだと言われる人や、全然痛くないから治療しなくて良いと言われる方もいますが、この根面カリエスについては早期発見、早期治療がその歯を残せるかどうかにつながりますので、症状がなくても一度歯科医院に受診してみてください。


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