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”妊婦さんは歯医者にいっても大丈夫?その②

2021.12.31

こんにちは、岐阜県大垣市今宿の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは、前回に引き続き

”妊婦さんは歯医者にいっても大丈夫?

についてお話していきます。

妊婦さんになってみんなが少し悩む歯医者の受診について説明していきます。

よく妊婦さんからは麻酔のこと、レントゲンのこと、飲み薬のこと質問されることが多くあります。前回は麻酔のこと、レントゲンのことをお話しました。

今回は飲み薬についてお話していきます。

妊娠前では、何気なく使っていた薬でも、妊娠するとおなかのあかちゃんに影響したらどうだろうと不安に思われることも多いと思います。

結論から言えば、ハリヨ歯科で処方しているお薬は基本的には妊娠中に飲んでも問題ないお薬を処方させて頂いていますので安心して下さい。

それでも、気になることはあると思いますので、簡単にお薬と妊娠との関係に付いてお話していきます。

まずは、薬の服用については、妊娠のいつの時期かが重要になります。

赤ちゃんが成長していく段階で、胎児への影響が出やすい時期はいつなのかを考えていきましょう。

妊娠の初期の初期4週まで(ほとんど、自分ではまだ妊娠していることも気付いていない時期です。)

この時期は胎児の器官の形成はされていないので、基本的にお薬を飲んでしまってもほとんど影響はありません。

続いて妊娠初期(4〜7週)

この時期は胎児の体の基礎が作られる器官形成期であり、妊娠初期は最も影響が受けやすい時期。(薬を飲むときは医師と相談しましょう)

妊娠初期(8〜15週)

抹消の形成器(手足など)に影響が生じる可能性がある時期

安定期(16週以降)

基本的には重要な器官の形成が終わっているため、ほとんど薬の影響が受けなくなります。ただし、胎盤を通じて胎児に移行するため、大量の投与などした場合には注意が必要です。

これらの影響がある薬と言っても、すべての薬が影響を与えるわけではありません。そのため、注意してお薬を処方すれば、安心してお薬を飲んでもらえます。

しかし、とはいっても、妊娠中にお薬は飲みたくないですよね。

妊娠中に起こるお薬の処方の原因でおおい2つについてお話します。

妊娠中につわりなどがあり、口腔内のケアが行き届かなくなり、歯周病が悪化する場合、もしくは親知らずが痛くなる場合です。さらに、妊娠時に女性ホルモンが大好きな菌が増えてしまうことで、急激に歯周病が悪化してしまうこともあります。

そういった場合は、痛み止めや、化膿止めを処方して炎症を抑えなければならないこともあります。私が、市中病院で勤務していたときは、炎症が治まらないために、抜歯をしなければならなかったこともあります。

もう一つのパターンは、虫歯が大きくなり、ズキズキした痛みが出ることです。

そのため、妊娠する前には(妊娠を希望する方は、妊娠をする前に)歯科医院でお口の中をチェックして、必要な処置をしてもらうことが一番の予防に繋がります。

ぜひ、早め早めに歯科医院に受診しましょう!

 

 


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