食べるということ。
おはようございます。 大垣市にあるむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者、お子さま連れでも安心の託児サービス、ご家族で一緒に診察室に入れるファミリールーム完備の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄陵亮です。
先日の日曜日に
〜乳幼児期の食べ方が生涯の噛みあわせと口腔機能を作る〜
をテーマのセミナーに参加してきました。
そのセミナーの中で出てきた言葉があります。
・食べることにまつわる体験が、精神的な成長の原点になる。
・食べることは、家庭の原点である。
・食べることは愛情の原点である。
・食べることは生きることの原点である。
私も、その通りだと感じました。私も食べることが大好きです。そして、家族みんなで美味しいご飯を食べることに安心を覚え愛情を感じます。そして、食べることは生きる源であるように感じます。
365日 1日3回当たり前のように自分の歯でご飯を食べています。
その食べ方にも色々な癖があります。その癖は、小さい頃からの食べ方の習慣によって作られ、意識しない限り歳を取ってもその食べ方の癖が治ることがありません。その癖があることで、高齢になった時に上手に飲み込めなくなり誤嚥性肺炎を起こしたり、お口からご飯が食べるのが難しくなってしまうこともあります。
例えば、唇の動きです。
特に離乳食時にスプーンで与える際にどのようにして与えていますか?食べるということは、言い方を変えると捕食と言います。捕食とは、捉えて食べるという意味です。みなさんのお子さんは、下唇にスプーンを持って行ったらお子さん自らその食べ物を捉えにきますか。食べ物を捉えにくるとは唇を伸ばし取り込むことです。
そんなのできるに決まっていると思っているかもしれませんが、実際にできない子がいるのです。なぜできなくなるのでしょうか?
それは、お子さんの食事の取り方にあります。お子さんがスプーンを使えるようになっても上手にできないからといって、すべて親御さんが食事を与えていませんか?食卓が汚れるからといって、お子さんが手づかみ食べをやめさせていませんか?食事の効率を求めてスプーンで食事を与えるときに上唇に当てて食べ物を口の中に押し込んでいませんか?
いずれも、お子さんが必要な捕食という習慣を得られなくなり結果的にお口の周りの筋肉の発達が進まず、食事の取り方にも癖がついてしまうんです。そのまま、大人になると、顎の成長も悪く、歯並びが悪くなったり、飲み込みも悪くなってしまいます。
まだまだ、お伝えしたいことはたくさんありますので、気になることがありましたらぜひスタッフまでお声掛けください!