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歯ブラシはどうやって選ぶ?

2018.03.04

歯の豆知識についてお話しします。

今日はみなさんに歯ブラシについて説明したいと思います。日本人は歯磨きが好きな人種とよく言われます。そのために、一日2〜3回磨く人が7割いるとの報告があるほどです。しかしながら、残念なことに、歯磨きをしていても歯周病が進行していたり、むし歯にすぐなってしまう方もいるのではないでしょうか。そもそも、むし歯や歯周病になってしまう原因はいくつかありますが、今日は毎日のケアに使用する歯ブラシについてご説明していこうと思います。

みなさんは、歯ブラシはどこで購入されていますか?実際、ハリヨ歯科に初診で来られている患者さんに聞いたところ9割は薬局で買われています。

上の写真は、ハリヨ歯科の近くの薬局で撮影した歯ブラシの陳列棚です。う〜ん。すごい数の歯ブラシが並んでいますね。100種類くらいはあるでしょうか?みなさんは、ここから、どうやって歯ブラシを選びますか?値段ですか?硬さですか?毛の数?薬局の人に聞く方もいらっしゃると思います。

でも、待ってください。自分のお口の中の状況がわからないのに店員さんにどんな歯ブラシを選んでもらうのでしょう?正直、歯科医師の私が購入したとしても、自分にあった歯ブラシかどうかは判断できないと思います。なぜなら、歯ブラシはパッケージに入っており実際に手で触ることができないからです。歯科医師でさえ自分にあった歯ブラシがわからないのに、患者さんが自分にあった歯ブラシを探し当てるのは宝くじを当てるのと同じくらい難しいのではないでしょうか?

ハリヨ歯科にも歯科医院でしか購入できない歯ブラシが置いてあります。実際、院長を含めたスタッフ全員がその歯ブラシを使用しています。院長の私は、ここ10年ほどはずっとその歯ブラシを愛用しています。他の歯ブラシでは、汚れが落ち切らず、歯を磨いた後も口の中がすっきりしないからです。

ハリヨ歯科では、患者さんに自宅で使用している歯ブラシを持参していただき、それを使用して歯磨き指導を行っています。その際に、薬局で買った歯ブラシを使用して汚れの除去を行うのですが、毛先にコシがなかったり、形状の問題などから全然汚れが落ちないことも多々有ります。しかし、その歯ブラシを、交換しただけで、汚れが落ちるスピードが全然違うのです。

汚れの除去の効率が全然違うからです。当院で処方している歯ブラシは、男性、女性、高齢者、歯周病治療、歯周病予防、むし歯予防なのかによって10種類の歯ブラシが用意されています。それぞれのお口の中の状況によって、お口にあった歯ブラシを処方させていただいております。きになる方は、是非、相談してみてください!

最後に歯ブラシを選ぶポイントは、ヘッドの大きさ、毛先の構造、毛の硬さです。患者さん一人一人あう歯ブラシは違います。同じ方で初診時と1週間後でも歯ブラシの種類を変える必要があることもあります。歯ブラシから、お口の意識を変えていきましょう!


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