#

歯周病ってなに?

2022.07.06

おはようございます。岐阜県大垣市今宿の歯科医院、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

本日のテーマは

歯周病って何?

皆さんは歯周病を御存知ですか?

細菌ではテレビでも度々特集を受けたりしていますし、なんとなく、聞いたことがある方も多いと思います。

簡単に言うと、歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

骨が溶けちゃうのってびっくりするかもしれませんが、それが歯周病の一番の特徴です。

では、歯周病になりやすい人の特徴を見ていきましょう。

①お口の中のプラークコントロールが不良な方

プラークコントロールとは、簡単に言うと、歯磨きがしっかりできているかをチェックすることです。

よく歯医者さんで、行われる歯に色を塗るアレのことです。磨き残しがあるところに、染め出されてしまいます。この数値を限りなく0に近づけることを目指します。

しかし、通常の歯ブラシだけでは、0%にすることが難しいと言われています。歯ブラシで除去できるのは60%前後と言われているます。プラス、歯間ブラシやフロス(糸ようじ)の併用が必須になります。

いくら、1ヶ月に一回歯科医院できれいにそうじをしていても、残りの29日のホームケアが不十分であると、歯周病は進行してしまいます。

そのため、ハリヨ歯科では、定期検診や歯周病治療の際には必ず歯ブラシを持参して頂き、歯磨きのチェックを行っています。

②口腔内の菌叢の状態

前回blogで書かせていただいた、口腔内の細菌の状態です。お口の中には500〜800種類くらいの菌が存在しており、数千億から数兆もの数がいわれているといいます。

これらの、菌の数や活動性が問題となるのです。これらを減らす方法として①のブラッシング(プラークコントロール)が非常に重要になってきます。

③喫煙者

タバコを吸っている方は、「またか」と思われるかもしれませんが、歯周病においてもタバコは厳禁。

タバコを吸うことによって、血管が収縮されます。その結果、先程の菌が歯茎に沢山存在し、攻撃をしてきても、それに対応する、血液(白血球)がないため歯周病菌がやりたい放題になり、歯周病が進行してしまいます。

実際に、歯周病が重度に進行している人は、タバコを吸っている郡と吸っていない郡だと、たばこを吸っている人が多い印象です。

タバコを吸っていても、歯周病が進行していない人もいますが、悪化する率は、吸っていない人と比べると高いため、ハリヨ歯科では禁煙を勧めています。

④遺伝

家族性の歯周病も少なからずあります。親が、総入れ歯や、歯周病に悩まされていると聞いた方は、普通の方よりも歯周病になりやすいかもしれません。早め早めに歯科医院でチェックしてもらいましょう。

⑤糖尿病などの基礎疾患がある方。

以前blogでもお話しましたが、糖尿病と歯周病は切っても着れない関係です。糖尿病があると、歯周病がアクティブになりやすいし、歯周病が進行すると糖尿病のコントロールが悪くなることが知られています。

逆に言うと、歯周病のコントロールをしていくことで、糖尿病が安定してくることもありますので、糖尿病の持病がある方は、歯科医院で相談してみるいいでしょう。

 


0584-74-1182

診察カレンダー

※土曜日の午後は13:45〜16:45
※日曜・祝祭日・木曜日は休診
 (祝祭日のある週の木曜は診療日)

初診オンライン予約