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糖尿病と歯周病

2018.07.08

おはようございます。

大垣市のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者、お子さま連れでも安心の託児サービス、ご家族で一緒に受診できるファミリールーム完備の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

今週の木曜日は午後からの診療を一部お休みして院内でMTGを行いました。

以前にも何度かお話しさせて頂きましたが、いま、お口の健康と全身の病気との関連がテレビや雑誌などでも取り上げられて注目を浴びています。

そこで、今回のテーマは糖尿病と歯周病について行いました。

そして、今回のミーティングはハリヨ歯科単独ではなく当院通院中の栄養士さんとコラボレーションを行いました。

歯医者さんと栄養士さん?と思われる方も多いと思いますが、歯と栄養とは密接な関係があるのです。そして今回のテーマは糖尿病と歯周病ですので糖尿病のことを考えるならまずは、お食事から考える必要がありますよね。

ハリヨ歯科に通院中の患者さんに低糖質料理の専門店である『源喜』さんで働かれている栄養士さん(長野さん)が見えるのですが、来院時に長野さんと何度か栄養のお話しをさせて頂いたのですが非常に興味深い内容でしたので、患者さんと知り合ってすぐに、副院長と一緒に源喜にランチに行きました。そこで、オーナーさんとスタッフの方とお話しさせて頂き糖尿病と歯周病についてお話したことで今回のお弁当注文となりました。それだけでなく、源喜の栄養士のスタッフさんがハリヨ歯科のMTGにも参加していただき、ハリヨ歯科と源喜のコラボレーションとなりました。

ちなみに、知っておられる方も多いと思いますが、低糖質料理の専門店である『源喜』さんは、安八郡神戸町にあるイタリアンレストランで「糖質オフの専門店」です。糖尿病予防やダイエットに、極限まで糖質を減らしたお料理をご提供。全部食べてもスープ春雨カップ以下の「源喜ランチ」や、お砂糖・小麦粉を使わない低カロリー&低糖質スイーツも人気のお店です。

栄養士の長野さんは源喜で「食べる喜びを思いっきり楽しんでほしい」という、考えをもとに、糖尿病やメタボなどで、糖質の制限をしなければいけない人にむけて、血糖値が上がりにくい“低糖質食”をご提供されています。

白米・小麦粉・砂糖は一切使わず、極限まで抑えた一食分の糖質は、なんと一般的なランチと比べて1/4以下!

そんな源喜さんから、お弁当を用意していただいて、ランチョンミーティングからスタートでした!!

低糖質、、、のイメージは、味が薄い、見た目も美味しそうではない。よくダイエットをする時(続かないですが笑)最初にするのが、ご飯を少なくする!とか出来るだけカロリー低いもの!とか考えますが、やっぱりいつものご飯の方が美味しいし、それを継続しようと思うと、いつも途中で挫折するのが現状でした。

お弁当を開けた瞬間、、、

 

 

 

 

 

『めっちゃ美味しそー!』

『わー!!』など歓声が上がりました!

まったく見た目は普通のご飯と変わらなく、(むしろそれ以上でした)ハリヨ歯科のスタッフ全員が思い描いていた、低糖質お弁当とはまったく違うものでした!!

使っている食材にこだわって、バランスを考えてあるお弁当でした!!そして味ももちろん、絶品!!!!おいしい!!!

低糖質のことなんか、忘れて美味しくいただきました!!

源喜さん、長野さん本当にありがとうございました!

そして、今回長野さんをお招きした理由はもう一つ!!

今回歯科衛生士の野原が

糖尿病と歯周病のことについて、シェアしました。

 

 

 

 

 

これまでも歯周病のことは、ブログでもご紹介させていただきましたが、糖尿病とコインの裏表の関係であることはみなさんご存知でしたか?

歯周病をコントロールすると、糖尿病の数値も良くなる!と臨床結果でもデータとしてでています。

キーワードになるのが、双方とも

『炎症』です。

糖尿病を簡単にいってしまうと、ご飯など食べると、血糖値というのが高くなります。血糖値も高いままでは高血糖になってしまうので、血糖値を下げるホルモンのインスリンの働きにより、血糖値を正常な位置に戻そうと働きます。

しかし糖尿病の方は、このインスリンの作用がうまく働かなくて、高血糖な状態が慢性的に続いてしまうのです。

身体の中で炎症がずっと続くことなのです。

高血糖な状態が長期間続くと、、、糖尿病特有の症状である、

手足がしびれや、違和感、痛みを感じる神経障害、

視力がどんどん落ちていく網膜症、

血液の濾過機能が障害され進行すると透析が必要になる、腎症になります。

また、手足先が壊死してしまったり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高くなります。

ではなぜ、歯肉の炎症である歯周病が糖尿病に関わってくるのでしょうか?出血や膿を出しているような歯周ポケットからは、炎症に関連した化学物質(炎症性サイトカイン)が血管を経由して体中に放出されています。

中等度以上の歯周ポケットが口の中全体にある場合、そのポケット表面積の合計は掌(てのひら)と同じ程度と考えられています。

歯周ポケットの中身は外からはなかなか見えませんが、手のひらサイズの出血や膿が治療なしで放置されていると考えると、からだ全体からも無視できない問題です!!

ポケットから出て血流にのった炎症関連の化学物質は、体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくします。

そのため、糖尿病が発症、進行しやすくなってしまうのです。

逆に言えば、お口の中の炎症のコントロールをしておけば、糖尿病が発症進行するリスクはグンっと減るのです!

お口は食べ物の入り口でもあるのなら、命の入り口です。

ばい菌の入り口でもあり、病の入り口でもあります!

全てのスタートはお口の中なのです!

でもお口の中のケアは後回しにされがちなのも現状です!!

なぜなら、風邪を引けば熱がでて体がだるくなったり、頭が痛かったりするのですぐ病院にいきますが、歯周病になっても、熱は出ません、、、初期の状態では、痛みも日常生活にもなんの支障もないからです。

『なんか今日歯茎から血が出るなぁ』

『なんか今日は歯が浮いた感じがあるなぁ』

で、数日経てば気にならなくなって、、

またそれを繰り返して、、、

そんなあなた!お口の中で小さなボヤ(炎症)が、いろんな箇所で起きてしまっていますよ!!

大火災になる前に(歯周病が進行して歯が抜けるなど、、)自分では気づかないボヤをチェックしに来てください!

まずはお口の中の環境を整えてもらうことで、美味しくご飯をたべたり、本来の味をかんじてもらったりすることで、糖尿病数値も改善されます!

歯医者へ行くのにも勇気がいると思います!!

まずはご相談からさせてください!

今後糖尿病や生活習慣病にかかっている、1人でも多くの方が、数値のコントロールのできた生活を送れるように、長野さんからもたくさん勉強させていただいて、食育を含めた歯科から伝えれることを発信していきたいと思います!!

みなさんが、ずっと笑っていられるように!

一緒に将来の健康のこと考えていきましょう!!

今回美味しい、低糖質ご飯をご提供してくださった源喜さん、そしていつも健康に対して情熱をもって、とっても勉強熱心な長野さん、ありがとうございました!!

いつも長野さんとお話させていただくと、止まりません!熱いです!いろんな発見があって、すごく刺激になり、もっと自分の歯科衛生士という立場から出来ること、ハリヨ歯科から発信できることを考えさせてくださる方です!!

ハリヨ歯科に通ってくださる患者さんに、もっとわかりやすく、伝えていきます!

 

『体の健康はお口の健康から』を合言葉にこれからもハリヨ歯科から患者さんに色々な情報を発信していきたいと思います。

 


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