むし歯は遺伝する?の嘘!?ほんと!?(前編)
おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。
みなさん、むし歯は遺伝すると思いますか?お父さん、お母さんがむし歯が多いから私も遺伝でむし歯が多いのっという話を患者さんから聞いたことがあります。では、実際にはどうなんでしょう?
ズバリ、遺伝するの半分は本当で半分は嘘です。
半分ほんとで半分嘘ってどういうこと?
まずは半分の嘘からお話しします。
むし歯になる原因は幾つかあります。そのなかで大きく分けて3つに分けられます。まずは、むし歯菌の数です。
むし歯菌の数が多ければ、むし歯になりやすいのは誰でも想像がつくと思います。そのむし歯菌の数は人によって違うことはご存知ですか?では、なぜむし歯菌の数が人によって違うのでしょう?それは、むし歯菌がどこから来て、どのように増えるかを考えればわかりますし、むし歯菌を増やさない方法もわかってきます。そもそも、むし歯菌は歯周病菌と同じように感染症なのです。簡単に言えば、むし歯菌は人から人へ移るということです。
そのため、お父さんやお母さんにむし歯が多くある家庭では、注意をしないとお子さんにむし歯菌が移りむし歯になりやすくなってしまいます。では、どうやって、むし歯はお父さん、お母さんから移るのでしょう。よくあるパターンは、食事の際に同じ箸を使ったり、同じスプーンを使ったり、ペットボトルの飲み回しなど普段何も考えないで行っていることが原因でお子さんにむし歯菌を移しているかもしれません。では、そもそも、むし歯菌はどこに存在しどうやって増えるのか。それは、歯についた磨き残しの部分や、むし歯の中でむし歯菌は増殖します。その為、お子さんをむし歯にしない為には、まずは、お父さん、お母さんのむし歯治療やお口の中の環境を良くすることが重要なんです。以上のことから、むし歯菌は遺伝ではなく、むし歯菌の数を減らす、うつさないことは可能となるわけです。
次に、むし歯の原因となるのは、砂糖の存在です。
砂糖はいろんなところに使われています。みなさん1日にとって良い砂糖の量て知っていますか?おおよそ20gと言われています(体重や年齢によります。)。その20gって多いともいますか?それとも少ないと思いますか?
では、実際に日常的にとっているもので見てみたらどうでしょうか?
お子さんに人気の乳酸飲料や、炭酸飲料の500mlのペットボトルにどれほどの砂糖が入っているかわかりますか?ものにはよりますが、50g以上入っていることも良くあります。50gって言ってもピンとこないかもしれません。500mlのペットボトルに実際砂糖を入れてみてください。びっくりするくらい砂糖が入っていることに気づくと思います。
知らないうちに砂糖をたくさん摂取していることに気づいていない方がたくさんいます。砂糖を多く摂取すればするほど、むし歯のリスクが上がります。
ここまでが、むし歯は遺伝する嘘の半分です。
むし歯が遺伝するの半分の本当はまた、明日記載します。楽しみにしていてください。