お口の中の細菌をチェックしてみませんか?

2022.06.27
お口の中の細菌をチェックしてみませんか?

おはようございます。

岐阜県、大垣市の歯科医院、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは

「お口の中の細菌をチェックしよう!」

です。

皆さんは自分のお口の中にどのような細菌がいて、どのくらいの数の細菌がいるかご存知ですか?

また、その細菌を歯科医院でなら簡単にチェックすることが出来ることをご存知ですか?

まず、細菌の種類についてですが。おおよそ、人のお口の中には500~800種類の菌がいます。その菌の中には歯周病に関連する菌が5種類、むし歯に関連する菌が2種類、その他にも、カビがいたり、原虫と言われるトリコモナスや歯肉アメーバなど沢山の菌が存在しています。

その総数は、人によって異なりますが1000億から数兆口腔内に生息していると言われています。

びっくりですね!!

ハリヨ歯科でチェックする顕微鏡は位相差顕微鏡といって3600倍の拡大率で菌をチェックすることができます。

しかし、位相差顕微鏡の特性上、下から光を当てて菌を拡大している状態なので、その、菌が何なのかは特定することはできません。

位相差顕微鏡で確認できるのは、菌の量と、活動性(動きの活発度)を見て、口腔内のむし歯や歯周病のリスクを分析します。菌の数が多くて、活動性が高いほうが、口腔内の環境が悪く歯周病や、むし歯のリスクが高いことが容易に想像出来ると思います。

なんの菌が存在しているのかをもっと詳しく知りたい人は、歯周病菌に関しては自由診療にはなりますが、調べることは可能です。

現在、巷でよく聞く”リアルタイムPCR!”

コロナにかかったかチェックするあの検査を、ハリヨ歯科では、以前より使っており、歯周病のリスクの診断に使用しております。興味がある方はぜひ、スタッフにお声がけください。

ハリヨ歯科では、この位相差顕微鏡の検査を初診時、定期検診の移行時、定期検診に移行している方では1年に1回無料でチェックしております。

もちろん、お子さんにも、同様にチェックしております。面白いことに、親御さんのお口の中の細菌の状態と、お子さんのお口の中の細菌の状態はすごく似ております。

お口の中の細菌は、生まれたときには0の状態でスタートします。そこから、周りからの感染を繰り返しながらお口の菌の状態を作っていきます。菌を無菌化することはできませんので、上手に付き合って行く必要があります。

爪楊枝で歯の際の汚れを取ると白くなるあれは、なんだかご存知ですか?食べかすだと思われている方も多いのですが、実は菌の塊なんです。歯磨きをするときはこの白い塊を取ることを意識して歯を磨いて見ましょう。

ハリヨ歯科では、位相差顕微鏡を使うことでお口の状態を視える化することによって、患者さん自身もお口の状態を自分で把握することができます。

位相差顕微鏡にご興味がある方は、いつでもお声がけください。