いつから、歯磨き粉は使えば良いの?

2018.03.05
いつから、歯磨き粉は使えば良いの?

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

今日は、よく患者さんから質問がある、『いつから歯磨き粉を使えばいいですか?』についてお話ししたいと思います。

どの歯磨き粉にするかは、歯磨き粉の種類によります。フッ素の濃度がどれくらい入っているか、歯磨き粉に発泡剤が含まれているかどうかによります。

まずは、うがいが出来るかどうかによります。

うがいができないような低年齢時には、高い濃度のフッ素が入った歯磨き粉は基本的には使用できません。ここでいう高い濃度とは、歯科医院でしか購入できない950ppmF(歯磨き粉にフッ素がどの程度入っているかを表す数値)以上の濃度が入った歯磨き粉のことを言います。普通に薬局で売っている歯磨き粉は、先ほどの濃度の値で500ppmF以下でしか売られていないため、うがいのできないお子さんの場合に濃度的には問題ありません。しかし、薬局で売られている歯磨き粉には泡立つ作用がある発泡剤と言われているものが含まれています。この発泡剤があると、歯磨きを開始してすぐにお口の中が泡だらけになってしまいます。泡だらけになってしまうと、まだ磨けていないのにお口の中がさっぱりしてしまい、磨き残しがあるままで、歯磨きを終了してしまう原因になります。(これは大人にも言えることで可能な限り発泡剤が含まれていない歯磨き粉を選択しましょう!)

うがいができないお子さんには、500ppmFの濃度のフッ素が入っていて、発泡剤が入っていない歯磨き粉がbestです。ハリヨ歯科では、発泡剤が入っておらず、フッ化物濃度が500ppmFのジェルタイプの歯磨き粉を用意しています。

では、うがいができるお子さんに対しての、歯磨き粉の選択についてはどうでしょうか?基本的には、先ほど説明した、うがいができない子への歯磨き材の選択方法とほとんど同じです。大きく違うのはフッ素の濃度です。うがいができるお子さんの場合は、むし歯予防をする上でも950ppmF以上を濃度のものを選択することが望まれます。その際にも、なるべく泡立ちにくいものを選択するのが良いでしょう。また、患者さんの中には、現在、もしくは今までむし歯治療の経験が複数歯ある場合は、より、フッ素濃度の高いものを選択することをお勧めしています。日本では、昨年までは995ppmFまでのフッ素濃度のものしか、歯科医院でも販売できませんでした、しかし、昨年より、1450ppmFのものも、販売が可能となりました。そのため、昨年からは、ハリヨ歯科に通院中のお子さんで、むし歯のリスクが非常に高い方はこの、1450ppmFのフッ化物をご説明させていただきます。しかし、この歯磨き粉も5歳以上からしか、処方はできないため5歳以下の方は、今まで通りの995ppmFの歯磨き粉を処方しています。

何か、わからないこと、疑問点などありましたら、ハリヨ歯科のスタッフまでお声掛けください。

 

お子さんの歯磨きについて

2018.03.04

歯の豆知識 歯磨き編

ハリヨ歯科では、歯の豆知識を少しでも患者さんに知ってもらって普段の生活に取り入れていただけるように定期的に更新していきます。

今日はお子さんの仕上げみがきについてお話ししたいと思います。お子さんが産まれてから、どのタイミングで歯を磨き始めれば良いか疑問に思われている親御さんも多いと思います。ハリヨ歯科では、お子さんの歯磨きのタイミングは、歯が生える前の生後4ヶ月頃からとお話ししています。歯磨きなのに『歯が生える前から歯磨きが必要なの?』と疑問に思われることもあると思います。歯が生える前の歯固めとして、お口の中に物が入ることをに慣れるようにするのが目的です。

そして、生後6ヶ月頃に下の前歯が生え始めます。その時に歯ブラシによる歯磨きをスタートしましょう!子供が嫌がるようなら、ガーゼで歯磨きしてもらってもOKです。母乳や粉ミルクだけであればむし歯の危険は少ないので、一生懸命に汚れを取ることを目的にするのではなく、歯磨きは楽しいもの、歯磨きは気持ちの良いものと思ってもらえることを目的に行いましょう!必死な表情でお父さんお母さんが抑えながら歯を磨いていると、お子さんは歯磨きの時間が嫌になってしまいます。そうならないように、笑顔で、歌を歌いながら歯を磨く楽しい時間になるように心がけましょう!そうは言っても、お子さんをむし歯にしたくない親御さんの気持ちも十分にわかります。そこで、大事になってくるのが、どんな歯ブラシを選ぶかです。小さいお子さんが歯磨きに慣れるまでは、長時間の歯磨きは集中力が持たないためにできるだけ短時間で効率良く歯を磨きたいものです。そのため、お子さんにあった歯ブラシを選択する必要が有ります。pointは歯ブラシのヘッド(ブラシの部分)は歯の1.5歯分以下であること、毛先は短めが良いです。仕上げ磨き用はお子さんのお口の中が磨きながらしっかり見える必要があるために持ち手から毛先までが長めの方が良いです。当院でも、歯ブラシの処方をしていますので、ご希望があればスタッフまでお声掛けください。あとは、歯磨きの姿勢や、歯磨きの仕方など、知っていれば、今行っている歯磨きよりもより効率に、短時間で磨くことも可能となります。是非、ハリヨ歯科に受診して歯磨き指導を受けてみてください!

お子さんにとっても、親御さんにとっても楽しい歯磨きの時間に変えられるかもしれません。

大垣市、今宿 むし歯予防、歯周病予防に力をいれている歯医者さん、ハリヨ歯科

歯ブラシはどうやって選ぶ?

2018.03.04
歯ブラシはどうやって選ぶ?

歯の豆知識についてお話しします。

今日はみなさんに歯ブラシについて説明したいと思います。日本人は歯磨きが好きな人種とよく言われます。そのために、一日2〜3回磨く人が7割いるとの報告があるほどです。しかしながら、残念なことに、歯磨きをしていても歯周病が進行していたり、むし歯にすぐなってしまう方もいるのではないでしょうか。そもそも、むし歯や歯周病になってしまう原因はいくつかありますが、今日は毎日のケアに使用する歯ブラシについてご説明していこうと思います。

みなさんは、歯ブラシはどこで購入されていますか?実際、ハリヨ歯科に初診で来られている患者さんに聞いたところ9割は薬局で買われています。

上の写真は、ハリヨ歯科の近くの薬局で撮影した歯ブラシの陳列棚です。う〜ん。すごい数の歯ブラシが並んでいますね。100種類くらいはあるでしょうか?みなさんは、ここから、どうやって歯ブラシを選びますか?値段ですか?硬さですか?毛の数?薬局の人に聞く方もいらっしゃると思います。

でも、待ってください。自分のお口の中の状況がわからないのに店員さんにどんな歯ブラシを選んでもらうのでしょう?正直、歯科医師の私が購入したとしても、自分にあった歯ブラシかどうかは判断できないと思います。なぜなら、歯ブラシはパッケージに入っており実際に手で触ることができないからです。歯科医師でさえ自分にあった歯ブラシがわからないのに、患者さんが自分にあった歯ブラシを探し当てるのは宝くじを当てるのと同じくらい難しいのではないでしょうか?

ハリヨ歯科にも歯科医院でしか購入できない歯ブラシが置いてあります。実際、院長を含めたスタッフ全員がその歯ブラシを使用しています。院長の私は、ここ10年ほどはずっとその歯ブラシを愛用しています。他の歯ブラシでは、汚れが落ち切らず、歯を磨いた後も口の中がすっきりしないからです。

ハリヨ歯科では、患者さんに自宅で使用している歯ブラシを持参していただき、それを使用して歯磨き指導を行っています。その際に、薬局で買った歯ブラシを使用して汚れの除去を行うのですが、毛先にコシがなかったり、形状の問題などから全然汚れが落ちないことも多々有ります。しかし、その歯ブラシを、交換しただけで、汚れが落ちるスピードが全然違うのです。

汚れの除去の効率が全然違うからです。当院で処方している歯ブラシは、男性、女性、高齢者、歯周病治療、歯周病予防、むし歯予防なのかによって10種類の歯ブラシが用意されています。それぞれのお口の中の状況によって、お口にあった歯ブラシを処方させていただいております。きになる方は、是非、相談してみてください!

最後に歯ブラシを選ぶポイントは、ヘッドの大きさ、毛先の構造、毛の硬さです。患者さん一人一人あう歯ブラシは違います。同じ方で初診時と1週間後でも歯ブラシの種類を変える必要があることもあります。歯ブラシから、お口の意識を変えていきましょう!

看板設置しました。

2018.03.04
看板設置しました。

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

先日、ハリヨ歯科の敷地内に看板を設置しました。

以前より、患者さんから気付かずに通り過ぎてしまったと言われることがありました。初診でハリヨ歯科に受診する予定であったのにもかかわらず、通り過ぎてしまったと。中には2回目の受診なのにも関わらず通りすぎてしまったという方もおりました。ハリヨ歯科のコンセプトの中に、歯科医院らしくない歯科医院というのがありましたので建物の外観はなるべく歯科医院と感じにくいように設計を行いました。その、反面、歯科医院と認識しにくい見た目となってしまったために、患者さんが気付かずに通り過ぎてしまうこともありました。

これが、看板設置前の写真です。

こうして写真で見ると、看板が地味で街路樹などに馴染んでしまってわかりにくかったですね。

そのため、今回は自立看板のデザインを変えるとともに、ハリヨ歯科の中のことをもっと皆さんに知ってもらうために自立看板の横に大きい写真付きの看板を設置しました。

ハリヨ歯科の特徴として子育て世代が通いやすい歯医者さん、バリアフリーであること、キッズスペースや保育士が常時いることを看板に盛り込み名前を認知してもらうでけでなく、多くの方に、ハリヨ歯科がどんな歯医者であるかをわかるようにデザインさせていただきました。また、写真を載せていることで、ハリヨ歯科の中の雰囲気もわかって頂けるように意識し看板を設置しました。

看板の設置は朝9時から始まり夜の19時頃に終わりました。そのため、完成後の写真は夜になってしまいました。夜でも、みなさんに見やすいようにLEDライトをつけ設置しました。

実際、看板設置後に道路を車で運転しましたが、ハリヨ歯科の認知度は大きく変わったと思います。実際、隣のコンビニの店員さんに、看板設置でわかりやすくなりましたねと言われました。看板の設置により、患者さんが運転中に気付かずに通り過ぎることが減ると思います。

ハリヨ歯科では、これからも、患者さんの声を聞きながら、改善を繰り返し、いつまでも変化し続けられるようにしていきたいと思います。

大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科。

 

 

えっ!むし歯って年齢によってなりやすい部分が違うの?

2018.03.03
えっ!むし歯って年齢によってなりやすい部分が違うの?

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

むし歯と言ったら、皆さんはどのような状態をイメージしますか?大きな穴があいている状態や、ズキズキ痛んでいる状態などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

そのような状態のむし歯は患者さん自身も、大きなむし歯ができたなと感じ歯医者に受診することが多いでしょう。今回お話しするむし歯は、年齢や食生活などからむし歯になりやすい部分が変わることをお話しします。

むし歯ができやすい部分は、年齢や食生活によって変化することをこ存じですか?中学生ぐらいまでのお子さんの歯の特徴は乳歯や、永久歯のはえたてで、歯の溝の部分が深いため食べ物が詰まりやすくむし歯になりやすくなります。この状態のむし歯は症状がなくても入り口が小さく中で急激にむし歯が広がっていることが多く場合により神経までむし歯が到達してしまうことがあるので注意が必要です。

ついで、高校生から成人にかけては、嗜好物の変化や、砂糖入りの飲料水の摂取などの食生活の変化などによって歯と歯の間にむし歯ができやすくなります。歯と歯の間のむし歯は一見むし歯に見えないのですが隣の歯と当たっている部分から洞穴のようにむし歯になっていきます。

最後は歯周病が進行し始めてからむし歯になりやすいところです。歯周病が進行し始めると、歯を支えている骨が徐々に溶けて、骨の位置が下がってきてしまいます。骨の位置が下がってくると、今まで骨に守られていた歯の部分が露出していきます。歯の構造上、本来お口の中に見えている部分はエナメル質と言って非常に硬い組織で覆われています。そのため、簡単にはむし歯にはなりにくいのです。しかし、先ほど説明したように、骨が下がることによって露出した部分(セメント質と言います。)はむし歯に非常に弱いのです。そのため、歯周病が進行すると、歯の根っこの横の部分からむし歯が進行してしまうことがあるのです。ここで注意しておきたいのは、歯周病治療がされていない歯は、歯茎が腫れているので、むし歯になっていても気づかないということです。また、歯周病が進行している方は、どうしても高齢の方が増えてきます。高齢の方は、今まで多くのむし歯治療をされている方も多く、中には、ほとんどの歯の神経の処置がされている場合もあります。その場合、むし歯が進行していても痛みを伴わないので、むし歯が進行することで、歯が折れて初めてむし歯の存在に気づくことも少なくありません。その場合、もしからしたら歯が残せず歯を抜かなければいけないこともあります。

最近、歯医者さんに行っていない方などは、症状がなくても、一度歯科医院を受診してみてはいかがでしょうか。ハリヨ歯科でも皆様のご来院をお待ちしています。

 

歯科医療の昔と今

2018.03.02
歯科医療の昔と今

おはようございます。 大垣市、安八、瑞穂市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

医療の世界は日進月歩。歯科だけでなく医科の世界も日に日に進歩し、過去無理だったことは今では当然のように可能になりました。

それにより、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)が求められるようになりました。

このQOLという言葉お聞きになったことはありますか?

医療業界で勤務されている方、介護業界で勤務されている方々はよく使われることと思います。

 

QOL(クオリティー・オブ・ライフ)、直訳してそのまま「生活の質」です。

 

生きていればそれでいい・・・ではなく、患者さんがどう生きるかの質ということです。

医療技術、薬の進歩で様々な病気を持ちながらでも生きながらえることが可能になりましたが、いたずらな延命治療、患者さんへの侵襲が激しい治療を継続することによって、患者さんが理想とする、望まれる生活、人間らしい生活が実現できない状況を「QOLの低下」と言います。

 

人生90年の時代。昔なら助からなかった病気も助かり生きながらえることはできます。ただ長生きをしたいとは誰も思っていないはずです。人生何年になろうとも最後の時まで自分らしく今の“生活の質=QOL”を保ったまま楽しんで過ごしたいとみなさん願っているはずです。

 

このQOL、とても歯は重要です。

歯がないと言うことは、人とのコミュニケーションである会話も話しづらい、生きていくために必要な栄養の摂取である食べられない、楽しみであるはずの食を美味しく食べられないと言うことになるからです。
このQOLという概念さえなかった時代は歯科医院の数も少なく、1日に1人の歯科医師が200人診療していたなんてこともききます。

今の時代に1人で200人診ている歯科医師はほぼ皆無でしょう。

現代歯科医療の治療内容では到底1人の歯科医師が診られる数は歯科衛生士の手を借りて多くても50人。

1人の歯科医師が200人診るには手間のかかる治療はできず、「痛みをとる」が最大の目的であり、それには歯を抜くのがもっとも簡単で早かったのです。

今なら治療回数を重ねて残せた歯も昔は躊躇なく抜いていたことが推察されます。

抜いた後のQOLに触れることのない時代でした。

ましてや、健康に歯を残すために歯科医院に定期検診に行くなんてことはありません。歯を抜いて痛みがとれたら通院はおしまい。

そして、今より歯を抜く基準は低かったのです。

 

今はどうでしょう。歯は抜きたくない、抜かない方がいいとお考えの方は多いことでしょう。歯医者になるための歯科大学でも歯を抜くことはおろか、一度削った歯は戻らない、削るのは最小限にという教育がされています。

 

その甲斐あって、歯が年齢を重ねても人昔前より残っているはずです。そのおかげで、好きなものを思い通り食べ、楽しく話し、笑うことができます。

しかし歯が残ることでの弊害もあります。

 

歯周病です。昔は歯周病になる前に抜いてしまっていたので歯周病の認知は現代人が遅れていると言えるでしょう。

歯が残っていることで、その歯をさらに残すためには歯周病のケアの必要があるということであるのに、歯は残れど歯周病のケアのための定期検診への意識が低いのが現状と感じます。

これからの楽しい人生のQOLの維持、向上のためにハリヨ歯科へのご来院お待ちしています。

オリンピック選手を目指して

2018.03.01
オリンピック選手を目指して

おはようございます。 大垣市、安八、瑞穂市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

連日続く、白熱のそして感動の冬季オリンピックが終わりました。

オリンピック選手のくり出す技の数々、同じ人間がやっているの!?なんて思ってしまいます。

あんなことどうやったらできるの!?どうやってあんなことできるようになったんだろう!?

 

こんなこと言いながら、私自身は体を動かすことは好きですが実はあまりスポーツ観戦はしないのです(^◇^;)オリンピックもニュースの総集編しか見ていません(^◇^;)

ではこのタイトルは?

 

これは、先日ブログにも載せさせて頂いた〜一生自分の口で美味しく食べる〜の回のお母様を介護せれているご家族との会話からのタイトルです。

 

介護生活をかれこれ20年されているそうです。いつお話をしても苦労を苦労とは感じさせず、前向きに介護を楽しむようにされているそうです。

 

その患者様ご家族から学ばせて頂くことは大変多く、尊敬の念を抱かずにはいられません。いつもご来院時の会話を私たちは楽しみにしています。

 

その患者様ご家族は、毎日の生活だけでも労力がかかることが多いに違いないところに私たちからしても毎日続けるのは大変だろうなという、お母様の嚥下の訓練をきっちりお家で行ってくださいます。

ハリヨ歯科では毎週通院していただき、誤嚥性肺炎の予防・改善のための口腔内清掃と嚥下機能の評価、そしてお家での嚥下のためのトレーニングの指導を行っています。

 

そのご家族が「オリンピック選手のインタビューで、できることをしただけですというコメントがあったけどそれは介護も同じだよ」とお教えいただきました。

オリンピック選手もいきなり人間ばなれした大技を決めたわけではないと。

 

まさに千里の道も一歩から。

 

ハリヨ歯科ももうすぐ開院1年を迎え多くの患者様との出会いがありました。ありがたいことにたくさんの患者様から感謝のお言葉、ご満足のお言葉を頂戴しました。

しかし、ハリヨ歯科は目指す姿があります。それにはまだまだやりたいことがたくさんあります。まだまだ学び患者様に還元していきたいことがあります。医療は日夜進歩するため学び続けることはもちろんです。それ以上にハリヨ歯科が患者様、地域の皆様にできること、より良いハリヨ歯科になるためにやることは尽きず・・・

 

たまに先を見ては途方にくれることもありますが、先日TCセミナーに参加し全国から集まる他院のスタッフやセミナー講師に刺激されてきたスタッフとも確認!!

オリンピック選手のようにやれることをやるだけ。そしてハリヨ歯科の目指す姿に!!

ハリヨ歯科もオリンピック選手のような地道な努力を重ね、いつか人間離れした大技が決められるようになります(笑)

これからもハリヨ歯科をよろしくお願いします。

歯科医院の予約制度

2018.02.28
歯科医院の予約制度

おはようございます。 大垣市、安八、瑞穂市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の長縄です。

現在の歯科医院の多くは予約制度を取り入れていることは既にご存知の通りのことと思います。

この予約制度、最近の耳鼻科や小児科では見られるようになってきましたが、内科などの医科の医院ではあまりありませんね。なぜ歯科医院のほとんどは予約制なのでしょうか?
答えは患者様の待ち時間をできるだけ少なくする目的で取り入れられています。

また、内科などと違い歯科では歯科医師でなければできない処置に時間がかかるため、1人の歯科医師が1人の患者に対して必要な処置の時間を確保しなければなりません。

予約制度の確立しない時代の昔の歯科医院での待ち時間をご存知でしょうか?

 

私の祖母の時代は朝の4時から並んで歯科医院受診は1日仕事だったとききます。

今はどうでしょう?歯科医院で過ごす時間は待合、治療、会計を終えても長くて2〜3時間ではないでしょうか。
その時代は歯科医院の数も少なく、郊外地には歯科医院もなかったため歯医者に行くために泊まりで行った、または歯科医院のある市町村では歯医者にいく人を家に泊めてあげたなんてこともききました。

そして、歯科医院の数が今よりずっと少なかったため1日に1人の歯科医師が200人診療していたなんてこともききます。

今の時代に1人で200人診ている歯科医師はほぼ皆無でしょう。

1人の歯科医師が200人診るには手間のかかる治療はできず、痛みをとるだけの目的で歯を躊躇なく抜いていく時代でした。

 

今はどうでしょう。歯科医院の数はコンビニよりも多いくらい充足しています。患者様が歯科医院を選ぶことができます。歯の重要性も認識され、できるだけ歯は残すための治療もできる時代です。

痛みだけとるために残せる歯も抜くではなく、歯科医療に質を求めることができる時代です。

 

歯科医師が必要な処置を必要な時間しっかりかけて治療ができます。

そのためにはしっかり時間をその患者様のために確保する。それが予約システムです。

 

しかし、予定を事前に組む予約システムも予期せぬことが起きます。今現在痛みが強いので、予約はしていないけどどうしても診て欲しいなどの急患患者さんです。人の身体はプラモデルではないため状況が変わることもあり治療内容の変更、治療の進行状況も全て機械のようにきっちりすすむわけではありません。

 

ハリヨ歯科ではできるだけ待ち時間も少なく、事前にご予約頂いている患者様とのお約束を守るよう努力しています。

 

お待ち頂くことこともあるかもしれませんが、なにとぞご理解ください。

 

また、ご予約の急なキャンセルはそのご予約の時間の間、治療を望まれている別の患者様の治療ができなくなるということでもあります。

この曜日のこの時間しか来られない、なんて方も多くおられ治療も早く進めたいと望まれている方のチャンスが減るのは残念なことです。急なキャンセルのないようご協力お願い申しあげます。

そして、予約時間に遅刻されるということは、次のご予約の遅れずにご来院される患者様のお時間を頂戴するわけにもいかないため、せっかくお時間をとってのご来院頂いても、ご自身の治療時間が短くなってしまいます。

これはそのぶん、来院回数が余分にかかるということです。

 

ご予約のお時間に余裕を持ってのご来院、お待ちしております。

医療従事者として現在働かれている方、過去に働かれていた経験のある方へ

2018.02.25

おはようございます。

大垣市、安八、瑞穂市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

医療従事者として現在働かれている方、過去に働かれていた経験のある方へ

現在ハリヨ歯科には、医療関係全般にわたった多くの医療従事者の方々、医療従事経験のある方にご通院頂いています。

歯科関係で現在勤務されていてもご自身の勤務先では受診するのが恥ずかしいなどの理由で、また歯科医院の内情をよく知っていらっしゃるだけに当院の滅菌システムの徹底を信頼しハリヨ歯科を選んで受診してくださる方もいらっしゃいます。

中にはご職業については触れて欲しくないという方もいらっしゃるかもしれません。もちろんプライバシーに関わることです。そのようなお考えがあって当然です。

 

しかし、ハリヨ歯科では医療従事者の皆様にはどのようなお仕事の内容なのか私たちにお伝えいただくことをオススメします。なぜなら、どの分野の専門的な知識をお持ちか私たちが知るということは、話す内容をその方の知識に合わせてお話することができるからです。

それは、すでにお持ちの知識を説明する必要がないだけ、もっと掘り下げた深い内容を最初からお伝えしていけると言うメリットがあります。

もしそうでないなら、医療に関する知識がゼロの方と同じようにすでにご存知の内容も重複してご説明しなければならないため、せっかくお時間を頂戴していても退屈なお時間となってしまうかもしれません。

医療に関する基礎知識をお持ちの方であれば、私たちも専門用語を使用してのご説明ができるため、よりスムーズなご指導やご説明ができます。

 

また、注意して頂きたいのは、歯科関係での勤務経験のある方や、現在勤務されている方々です。

当院は歯科関係者の方々にも気持ちよく通って頂きたいと考えていますので、遠慮して頂く必要はありません。

しかし、ご自身の経験や知識に自信もおありであることと思いますが、当院のスタッフの声をまずはよくお聞きください。

当院スタッフは例え歯科に関する国家資格のない歯科助手でも、歯科に関する知識を基礎から勉強しています。治療に関すること、ケアに関すること、一通り勉強し私たち歯科医師の診療全般に関する考えを知っています。

ハリヨ歯科としての方針があります。

 

歯科関係の方々で当院を受診してくださる方々のほとんどは、謙虚な姿勢でハリヨ歯科スタッフ全員に対し敬意をはらった態度でお話を聞いてくださり、ハリヨ歯科の方針や考え方に納得してくださいます。

 

ご自身の知識や経験をお持ちの医療従事者の方々にも信頼、ご納得いただけるお話や診療ができるよう、ハリヨ歯科スタッフ一同これからも精進して参ります。

レントゲンで見つかった根っこの病気。

2018.02.24
レントゲンで見つかった根っこの病気。

おはようございます。

大垣市、垂井、瑞穂市のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で託児もご利用できる、子連れにやさしい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

皆さんは、歯医者さんに受診した時に撮影したレントゲンで、歯の根っこの先に影があると言われたことはないですか?

写真のように歯の根っこの先にレントゲン上で黒くなっている部分が見えると思います。レントゲン上は、硬いものほど白く見えます。そのため歯や骨、被せ物は白くなります。

右の写真のように黒くみえるのは骨が溶けてしまっているからです。

では、なぜ骨が溶けてしまったのでしょうか?

 

その原因は、細菌にあります。

通常、神経を取る時は、むし歯が大きくてズキズキするような、むし歯が神経に感染を生じている時です。その後、神経の処置を行って被せ物をかぶせて治療が終了します。

この時に細菌が根っこの中に残ってしまった場合に、根っこの中で徐々に細菌が繁殖し始めます。しかし、歯の頭の部分には被せ物(差し歯)がしてあるため細菌が増えても出口がないために、歯の根っこの方に出てきます。根っこの先に膿がたまり骨が溶けてしまうのです。

しかし、この根っこの先に膿がたまる症状ですが、多くの場合は症状がなくゆっくりと大きくなることが多いのです。

そのため、歯医者で、顎全体のチェック目的で撮影したレントゲンで初めて見つかる方も少なくありません。患者さんによっては根っこの治療がしてある歯が全て膿んでいることもあります。

では、それ全てが治療をしなければいけないのかと思われるかもしれませんが、実際はその歯の状態によって、治療を行うかどうかを決定します。

治療を行うポイントは、

①歯に症状があること。(痛みや腫れ、噛むと痛いなどの症状)

②痛みはないが、歯茎の横が腫れて膿の出口ができてしまっている時。

③症状はないが、レントゲン上で影が大きい場合

多くの場合はこの3つに当てはまる時に治療を行います。

治療法は、原因となっている細菌を取ることです。以前の根っこの治療の際に神経の代わりとなる樹脂に細菌が感染、繁殖しているために、その樹脂を全て取り除くことで治療を行います。

痛みがなく症状が無い歯や、根っこの先の影が小さい方は、基本的にすぐに治療は行わず、症状の出現時や、定期的に撮影するレントゲン上で影が大きくなった時に治療を行います。

ハリヨ歯科では、初診時に顎全体のレントゲン撮影を行います。それは、外からは見えない情報がレントゲンによって見つかるからです。

レントゲンをとることで、今回説明した根っこの先に膿が溜まっていることがわかったり、親知らずの状態、歯を支えている骨の状態、蓄膿症かどうかまで多くのことがわかるからです。ハリヨ歯科では、お口の中の状態をしっかりと診断した上で、治療方針を決めていきますの分からないことがありましたら、ご気軽にご相談ください。