「食」とは〜モクモクファームからVer.1〜

2018.03.26

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の副院長の長縄  真貴子です。

日に日に暖かい日が増え、花々も咲きだし春めいてきたこの頃。先日、休診日に家族で三重県の伊賀の里モクモク手づくりファームさんに遊びに行ってきました。

動物好きな子どもたちとのんびり過ごす目的で向かいましたが、牛の乳搾りやソーセージ作り、いちご狩りなど様々な体験ができます。
名古屋駅や名古屋の栄には、モクモクファームのレストランがあり人気で利用されことがある方も多いかと思います。

現地到着早々、牛の乳搾り体験をするため〝小さなのんびり学習農場〟に向かいました。そこにあった掲示の内容。

その〝小さなのんびり学習農場〟を開設した経緯について書かれていました。
まだ、モクモクファームの学習農場ができる以前にイベントで子どもたちの牛の乳搾り体験をしていた際のこと。
体験にくる子どもたちの多くは牛乳がコカコーラなどの飲料と同じように工場で作られていると思っていたということに衝撃を覚えられたそうです。
牛乳は牛から絞られている事実を知らない子供の多さに危機を感じられ、酪農の事実を子供たちに伝えつないでいくために学習農場をつくられたのです。

 

仔牛のお世話体験では、モクモクファームのお兄さんからのお話ではこんなことを教えていただきました。牛乳を出してくれている乳牛たちは牛乳を出すために生後一年から毎年妊娠、出産を繰り返し常に牛乳を出し続けていること。そして、それは牛たちがお乳を出せる期間30年もの間続くこと。

そして、雌牛の中で牛乳の出がいい乳牛としての成績がいい乳牛の交配相手は自分と同じ乳牛、
雌牛で牛乳の出が良くない乳牛の交配相手は食欲の黒毛和牛。
後者から生まれてくる仔牛はF1という品種になり、牛乳を作るためではなく少しでもおいしい牛肉となるため黒毛和牛がお父さんになりお肉として食べるための命となるそうです。

毎日のように飲む牛乳、牛肉についてこんな事実は私も知りませんでしたし、考えたこともありませんでした。

当日、私たちはF1という品種の仔牛にミルクあげ体験も子供としてきました。

まだ小さな子どもたちがいてもこの話を毅然と伝えてくださいました。

 

次回、このモクモクファームでした体験から感じたことをお伝えしますね!!

セミナーに参加してきました。

2018.03.24
セミナーに参加してきました。
おはようございます。
大垣市にある歯周病、むし歯予防に力をいれている歯医者さん。
ハリヨ歯科の歯科衛生士、野原です。
今回は床矯正の基本セミナーに参加させていただきました!!
私が歯並び悪いから、子供も歯並び悪くなるかなーー
やっぱり矯正ですかね??
よく保護者の方から聞く言葉です。
確かに、歯並びが悪くなる原因には遺伝が関係しているということはあります。
しかし、それだけが原因ではありません。
わたしたちが今勉強していることは、幼い時から正しく使われないといけない機能(食べる、飲み込む、話す、寝るなどする時に使われる口周りの筋肉や舌の使われ方など、、、)が使われていないと、それが癖になり、歯並びが悪くなる原因をつくってしまいます。だからその小さな時からのクセがのこったまま歯を並べる矯正をおこなっても、結局後戻りしてしまいます。
そのため、食事の仕方、生活の中で何か癖はないか(お口ぽかーんや、話す時にベロが出たり、唇を噛む癖があったり、、、)などみていき、子供の骨の成長を利用して、筋肉のトレーニングすることで、今後矯正するリスクを減らすことができるということです。
ハリヨ歯科にも多くのお子様が通院してくださっています。今や歯医者は歯だけを見る時代は終わりました!たくさん関わっている中で、姿勢をチェックしたり、話し方、口周りの筋肉の使い方、顔貌からたくさんのクセをみつけ、トレーニングることで、よく保護者の方が心配する歯並びが悪くなるリスクも減らすことができます。
私たち歯科衛生士も、歯を綺麗にするおねいさんではなく、いろんな可能性をもっている、子供たちの将来を変えれるように、子供たちの仕草、生活習慣からたくさん情報をキャッチして、指導につなげていきたいと感じたセミナーでした!
ハリヨ歯科にも毎日元気な
お子さんがきてくださっています♪
(↑はりんこといわせていただいてます)
そんなはりんこたちが、大人になって、虫歯ゼロはもちろん、お友達と楽しく自信をもって会話をする、きらきらした笑顔、美味しく自分の歯でご飯が食べれる、そんな当たり前のことを口元から健口を、ハリヨ歯科が発信していけたらいいなと思いました♪
もちろん!
大人の方もトレーニングはする価値ありです!!
決まってしまった骨格を変えるのは、治療でしか難しいですが、筋系は変えることができます♪
お口の周りの筋肉のトレーニング次第で
いつまでも若々しい口元、摂食・嚥下にも大きく関わってきます♪
また、今回学んだことをみなさんにわかりやすく、お伝えしていけるようにしますね♪

歯周病と早産と歯科恐怖症

2018.03.23

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

先日ご来院頂いた患者様との初診カウセリングでのお話です。

10代前半の男の子のお子さんを2人育てていらっしゃるお母さんです。

次男さんがすでに当院を受診されており、今まで幼少期の歯科での体験がトラウマとなりなかなか歯科治療ができなかったところ、当院ではスムーズに治療は済んでおり本人さんもストレスなく治療ができたそうです。

 

お母さん自身も幼少期に歯を抜いた時に痛かった経験により歯科恐怖症。歯科医院には行きたくなかったところ、差し歯の前歯が取れてしまい悩んでいるところ息子さんにこう声をかけられたそうです。

 

ハリヨ歯科の先生なら優しいから大丈夫だよ!!

もうそろそろ歯医者行っておいでよ!!

 

お母さんは息子さんに背中を押され歯科受診する勇気を持ち、ハリヨ歯科に来院してくださいました。

私たちはこんな会話をお家でしていてくださったことに喜びと感謝を感じます。

 

今までの歯科での経験、ここに来院されれまでの経緯等、初診カウンセリングで聞いていく中、お子さんを2人出産されていること、歯周病のケアも全くされて来ていないことから、お子さんの出産の状況が気になりました。

妊娠中には歯周病は悪化しやすく、歯周病の状態が安定していない妊婦さんは早産になりやすいのです。

 

お子さんは予定日通り生まれたのか、お子さんの出生体重はどうだったのか気になり本人さんにお聞きしたところ、

 

2回目の出産時には予定日の1ヶ月半も早く生まれたこと、

陣痛も感じず、いきなりお子さんの頭が出て来てしまったこと、

出産は産院に間に合わず、産院の駐車場で迎えてしまったこと、

産後お子さんの状態は悪くお子さんは真っ黒になり救急車で緊急搬送されたこと、

1ヶ月半も早く生まれたためお子さんは低体重でしばらく入院生活であったこと、

入院中もお子さんの命はあるのか心配であったこと、

そして、この妊娠期間中、歯科受診は妊娠をきっかけにしていなかったことをお話ししてくださいました。

 

そしてそんな大変な出産となり生まれたお子様は、今回お母さんが歯科恐怖症の中ハリヨ歯科を受診するきっかけをつくってくれた次男さんでした。

産後大変な状況ではありましたが、その時生まれたお子さんは今では元気になんら問題のない日常生活を過ごされています。

 

そして、おそらく歯周病による早産により命が危ぶまれたお子さんに今は歯科受診の勇気をもらう・・・

(当時の口腔内の状況などを見ておりませんので断定できませんが、今回の早産と歯周病に関連があった可能性があります。妊婦さんが歯周病のケアがされていないと早産のリスクが7倍ほど上がることは歯科界では周知の事実なのです。)

家族の力と命の尊さを感じるエピソードでした。

現在、お母さんは歯科恐怖症は克服!?(私たちにはまだ判断できませんが)され、根気強く歯周病のケアを含め歯科治療に通ってくださっています。

一見関係ないお口と全身の健康。たかが歯です。軽視されている歯ですが、お口は体から切り離されているものでは当然ありません。

お口の健康は確実に全身の健康につながっています。

当然のことなのですが見落とされがちなこの事実。

皆さんも一緒にお口の健康から全身の健康を守りませんか??。

フレッシュ増えます!!

2018.03.21
フレッシュ増えます!!

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

もうすぐ3月も終わり、4月からは新年度が始まります。

気候も暖かい日が増え春めいてきましたね。

ハリヨ歯科もこの4月11日で開院一年を迎えます。昨年のこの時期にはまだ建築業者が出入りする中、街路樹の花々が咲き誇るできたての建物の中で研修をしていました。

専門の講師をお招きし、何人もの模擬患者さんのご協力を頂き、ひたすら来院患者さんの一連の流れを確認するシュミレーションを2週間かけて行ってきました。

もちろん、歯科医院で働く経験は私たち歯科医師を含めそれぞれ持っていましたが、ところ変われば、人が変われば今まで働いていた施設と同じとはいかないものです。

開院に合わせ何ヶ月も前から求人募集をし、開院までにハリヨ歯科スタッフ採用決定者とは密に連絡を取りコミュニケーションはとっていたので、研修が始まる前には信頼関係はすでにできていたように思います。

そのため、研修期間の2週間はスタッフとの関係をより深めあうことができ、ワクワクと緊張感のドキドキが入り混じる思い出深い日々でした。

 

そんな研修を経て開院し、1年を迎えるハリヨ歯科にこの4月から新しいスタッフが2名増えます♬

開院間もなくからありがたいことに多くの患者様にご来院頂けたおかげで、スタッフ増員のための求人活動は夏ころから本格的に行ってきました。

スタッフ募集にたくさんの応募も頂き、ハリヨ歯科で働きたいとの思いで応募いただいた方々には感謝申し上げます。

スタッフ採用に際し、私たちが最も重要視したことは今頑張ってくれているスタッフとの相性です。そのため、採用決定の前には有償で1日トライアルとして実際のハリヨ歯科での実務を体験して頂きました。

 

働いてみてこんなはずではなかった、、、こんなに大変なの!?とスタッフ応募された本人さんもならないように、そして、実際一日ともにしてみてのスタッフの意見を聞くために。

 

そんなトライアルでのハリヨ歯科での実務体験を経たスタッフがこの4月に2人増えることに、現役スタッフも準備しています。

 

今週3日間に渡り、お昼から16時までの時間、休診とさせて頂き院長、ハリヨ歯科スタッフで新人スタッフの教育マニュアルを作成しています。

患者様にできるだけ早く新人スタッフでも、既存スタッフでもそのムラがなくなるように。ハリヨ歯科に来てくださる患者様一人一人の安心と満足がいただけるよう、休診とさせて頂きました。

その間、予約が取りづらいなどご迷惑をおかけしました患者様には大変申し訳ありません。

 

3月29日には新人スタッフの入社式を行う予定です。新人2人の出勤お楽しみに☆

子供の歯ぎしり

2018.03.13

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

今日は、よく、親御さんからご質問があることについてお話ししたいと思います。

それは子供の歯ぎしりについてです。皆さんご存知の方も多いと思いますが、歯ぎしりとは寝ている時などに起きる、歯をギシギシ強くこすりあうことです。

夜になると、いつも子供が歯ぎしりをするのですが大丈夫ですか?とよく質問されます。音がひどいと、親御さんも心配されて、ハリヨ歯科に受診されることが有ります。ただ、ほとんどの場合、歯ぎしりをしている本人に、痛みや口が開けにくいなど自覚症状がほとんどありません。

では、なぜ歯ぎしりをするのでしょうか?

それには大きく分けて2つの歯ぎしりの原因があるといわれています。

まず一つ目は精神的なストレスが原因による歯ぎしりです。

年長児になると、親が忙しく、触れ合う時間が持てなかったり、逆に注意することが増え、ガミガミ言ってしまったり、子供の心が満たされない場合が多くなります。そうするとストレスを発散する目的で歯ぎしりをすると言われています。

続いて、二つ目です。かみ合わせの調整を目的として、体が歯ぎしりを起こすと言われています。

かみ合わせの調整?

なんだか難しそうですが、簡単にお話しすると、乳歯が生えそろう前や永久歯が生え始める時期のかみ合わせが完成する途中の状態では、かみ合わせが不安定になります。(永久歯が生え始める6歳以降は永久歯と乳歯が混在する時期にあたるために、かみ合わせが不安定になり調整という意味も含めて歯ぎしりを生じやすくなります。)

いずれにせよ、この時期の歯ぎしりは色々なストレスを発散する目的で歯ぎしりを行っていることが多いのです。そして、先ほど少しお話ししましたが、多くの場合はお子さま自身に痛みなどの自覚症状は有りません。

そのため、小さい時の歯ぎしりは問題視されないことが多いです。

ただし、歯ぎしりが歯や口の機能に影響することもあり、注意深く観察していく必要が有ります。特に、顎がだるい、口の開け閉めがしにく、耳が痛い、歯の噛む面が平坦になっているなどの症状が認められたら、ハリヨ歯科に一度ご相談ください。

顎の痛みなどを自覚したたり、お子さんが食事の時に痛みがある場合は一度歯科医院を受診することをお勧めします。

むし歯は遺伝する?の嘘!?ほんと!?(後編)

2018.03.10

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

今日は昨日に引き続き、むし歯は遺伝する?の嘘!?ほんと!?(後編)をお話しします。むし歯は遺伝する本当の半分についてお話しします。

遺伝と関係するものとしては、お子さんの歯並び、歯の構造、歯の質、唾液についてです。歯並びが悪いと当然歯磨きが難しくなります。そうすると、磨き残しの部分が生じむし歯になってしまういます。直接的な問題ではありませんが、そういった意味で、歯並びもむし歯の原因の一つになります。

他には唾液についてです。唾液には色々な効果があります。そのなかでむし歯に関係するのが、唾液の緩衝の、唾液のPH、唾液の量などです。

唾液の緩衝能とは

唾液のPHは通常6.8にあります。そこで砂糖を食事をすることで、むし歯菌が砂糖を食べ、酸性の物質を出します。そうすると、お口の中が酸性に傾き、歯が溶けやすくなりむし歯が発生、進行していきます。この、酸性の状態から中性に戻す力を緩衝能といいます。この、緩衝能の力が弱いと酸性の状態からなかなか、PHがあがらないためにむし歯になりやすくなります。

唾液のPHは先ほど緩衝能でもお話ししましたが、お口の中の基本となるPHが酸性よりにあると、むし歯になりやすくなります。

最後に唾液の量です。前回お話しした通り、寝ているときは唾液量が減り細菌が繁殖しやすくなることをお話ししました。そのため、唾液の出る量が少なければ少ないほどむし歯になるリスクも上がっていくのです。

唾液の性質についてはどこまで遺伝性があるかはしっかりとしたことはまだわかってきていません。しかしながら、なんらかの関連性はあると思います。

では、実際に自分のお子さんの唾液がむし歯になりやすいかどうかを調べる方法があることをご存知ですか?

先ほどお話しした、唾液の緩衝能、唾液のPH、唾液の量、前回お話しした、むし歯菌の量を調べることができます。検査は簡単です。唾液を少し集めて培養するだけで値が出ます。

ハリヨ歯科では、むし歯になってから治療するのではなく、なぜ、むし歯になったのか、どうしたら再びむし歯にならないのかを一緒に考えることで、むし歯や、歯周病にならないための予防を啓蒙しています。

ハリヨ歯科と一緒にむし歯0を目指しましょう!

むし歯は遺伝する?の嘘!?ほんと!?(前編)

2018.03.09

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

みなさん、むし歯は遺伝すると思いますか?お父さん、お母さんがむし歯が多いから私も遺伝でむし歯が多いのっという話を患者さんから聞いたことがあります。では、実際にはどうなんでしょう?

ズバリ、遺伝するの半分は本当で半分は嘘です。

半分ほんとで半分嘘ってどういうこと?

まずは半分の嘘からお話しします。

むし歯になる原因は幾つかあります。そのなかで大きく分けて3つに分けられます。まずは、むし歯菌の数です。

むし歯菌の数が多ければ、むし歯になりやすいのは誰でも想像がつくと思います。そのむし歯菌の数は人によって違うことはご存知ですか?では、なぜむし歯菌の数が人によって違うのでしょう?それは、むし歯菌がどこから来て、どのように増えるかを考えればわかりますし、むし歯菌を増やさない方法もわかってきます。そもそも、むし歯菌は歯周病菌と同じように感染症なのです。簡単に言えば、むし歯菌は人から人へ移るということです。

そのため、お父さんやお母さんにむし歯が多くある家庭では、注意をしないとお子さんにむし歯菌が移りむし歯になりやすくなってしまいます。では、どうやって、むし歯はお父さん、お母さんから移るのでしょう。よくあるパターンは、食事の際に同じ箸を使ったり、同じスプーンを使ったり、ペットボトルの飲み回しなど普段何も考えないで行っていることが原因でお子さんにむし歯菌を移しているかもしれません。では、そもそも、むし歯菌はどこに存在しどうやって増えるのか。それは、歯についた磨き残しの部分や、むし歯の中でむし歯菌は増殖します。その為、お子さんをむし歯にしない為には、まずは、お父さん、お母さんのむし歯治療やお口の中の環境を良くすることが重要なんです。以上のことから、むし歯菌は遺伝ではなく、むし歯菌の数を減らす、うつさないことは可能となるわけです。

次に、むし歯の原因となるのは、砂糖の存在です。

砂糖はいろんなところに使われています。みなさん1日にとって良い砂糖の量て知っていますか?おおよそ20gと言われています(体重や年齢によります。)。その20gって多いともいますか?それとも少ないと思いますか?

では、実際に日常的にとっているもので見てみたらどうでしょうか?

お子さんに人気の乳酸飲料や、炭酸飲料の500mlのペットボトルにどれほどの砂糖が入っているかわかりますか?ものにはよりますが、50g以上入っていることも良くあります。50gって言ってもピンとこないかもしれません。500mlのペットボトルに実際砂糖を入れてみてください。びっくりするくらい砂糖が入っていることに気づくと思います。

知らないうちに砂糖をたくさん摂取していることに気づいていない方がたくさんいます。砂糖を多く摂取すればするほど、むし歯のリスクが上がります。

ここまでが、むし歯は遺伝する嘘の半分です。

むし歯が遺伝するの半分の本当はまた、明日記載します。楽しみにしていてください。

お子さんの仕上げ磨きする時間がない!!

2018.03.08

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

皆さんはお子さんの仕上げ磨きはされていますか?子育て中のお母さんの1日はあっという間です。朝起きて、洗濯して、ご飯作って、保育園に送って、仕事をして、お迎えに行って、ご飯作って、お風呂はいってあっという間に1日が過ぎます。ましてや、2人、3人も子供を育てているお母さんにとっては、仕上げ磨きの時間を作るのは至難の技です。

しかし、自分で磨けないお子さんに親御さんが仕上げ磨きをしないと、お子さんがむし歯になるリスクはグーンと上がります。

そこで今回は、上手に仕上げ磨きをするコツをお教えします。

まずはどのタイミングで歯を磨くのが良いかです。むし歯に一番なりやすい時期は、唾液の量が一番減る睡眠中です。唾液の量が減少することで、口腔内のむし歯菌が増えるため、むし歯のリスクが高くなるのです。そのため、就寝前の歯磨きが一番重要になります。お昼寝をする2〜3歳児はお昼寝の前には可能であれば仕上げ磨きをしてあげると良いですね。

次に、磨く順序についてです。ご自身の歯磨きも同様ですが、歯磨きする順序を決めておけば、磨き忘れる部位もなくすことができます。①下の奥歯②上の奥歯③かみ合わせの奥歯④かみ合わせの前歯⑤かみ合わせの前歯⑥上の前歯の裏側⑦下の前歯の裏側という順序で磨くことを意識してみてはいかがでしょうか。

ついで、磨く場所です。寝室では暗くなってしまうので可能であれば電気の明るい部屋で仕上げ磨きをすることをお勧めします。お口のなかが見えない状態で歯を磨くと磨き残しが生じてしまいます。

磨く体勢は、可能であれば寝っ転がって仕上げ磨きをすると良いでしょう。その時の親御さんの体勢はあぐらをかいてそこにお子さんお頭が入ると、お子さんお顎が上がることで、お口のなか全体を見ることができるため、しっかり見て仕上げ磨きができます。見えてない状態で仕上げ磨きを行うと、粘膜や歯茎に歯ブラシが当たって痛がり、それが続くとお子さんが仕上げ磨きの時間が嫌になってしまいます。

最後に子供の年齢によってむし歯になりやすい部分が変わってくるので、その部位を意識しながら磨くと効率的に磨くことができます。特に4〜5歳では奥歯の歯と歯の間がむし歯になりやすいため、歯ブラシの毛先が歯と歯の間に入っていることを確認して磨きましょう。また、余裕があればフロス(糸ようじ)を使うとなお良いです。

お子さんのことで、何かお困りごとなどありましたらご気軽にご相談ください。

なぜ、6歳臼歯はむし歯になりやすいのか。

2018.03.07

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優しい歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

みなさん6歳臼歯という言葉を聞いたことがありますか?

その名の通り6歳頃に生え始める永久歯(第一大臼歯)のことです。そして、この6歳臼歯が他の永久歯に比べてむし歯になりやすいから注意が必要です。では、なぜ6歳臼歯はむし歯になりやすいのでしょうか?それには幾つかの理由があります。

①歯が生え始めてから歯が噛み合うまでの時間が他の永久歯に比べて非常に長いこと。

歯は噛み合うことで自浄作用と言って、食べカスなどの汚れを自分で取ることができます。しかし、6歳臼歯の生えたては噛み合う歯がないために残った歯にはべっとりと食べカスがついてしまいます。食べカスがつくことで、食べカス内の砂糖をむし歯菌が食べることで酸を出しむし歯になりやすくなります。

②歯が生え始めても一部分に歯茎が覆いかぶさっている時間が長い

6歳臼歯は乳歯に続いて出てくる歯ではないので、生える前は歯茎に覆われています。6歳臼歯が生えてくる時期になると、歯茎を突き破って萌出(歯が生えること)してきます。そのため完全に萌出しきるまでは歯の頭の一部分に歯茎が被ってしまい清潔にすることができずにむし歯のリスクが上がります。

③乳歯の奥に生えてくるので保護者が気づきにくい

先ほどお話した通り、6歳臼歯は乳歯との生え替わりではないので、意識してお口の中を見ないと萌出していることに気づかないこともあります。そうなると、歯磨きもおろそかになりやすいためむし歯になりやすい。

④6歳臼歯は咬合面(歯と歯が噛み合う溝の面)の溝が深く食べカスがたまりやすくそこからむし歯になりやすい。

以上のことが、6歳臼歯がむし歯になりやすい原因です。

また、上の6歳臼歯より、下の6歳臼歯の方がむし歯になりやすいので注意が必要です。また、最初に生えてくる6歳臼歯や、前歯の永久歯は乳歯の時のお口の中の環境から非常に影響されやすくなります。乳歯の時にむし歯が多い子は、むし歯になりやすいということです。そのため、生えてから慌ててケアをするのではなく、乳歯の時からお口の中の環境を整える習慣を身につけることが重要です。

最後に6歳臼歯の歯磨きのワンポイント。

生えたばかりの状態では、なかなか、上手に磨けません。奥歯を磨く際は歯ブラシを正面から入れるのではなく口角に沿わせて横から歯ブラシを入れて磨くと磨きやすくなります。

実際、文章を見てもなかなか、理解しにくいことはあると思いますので、一度現在のお口のなかの状態をチェックするとともに歯磨き指導を受けてみてはいかがでしょうか?

 

上手なおやつの選びかた。

2018.03.06

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

皆さんはお子さんのおやつはどのようにして選びますか。お子さんが好きなおやつ?キャラクター?砂糖が少ないもの?なんとなく?

むし歯ができる原因を考えると、むし歯の栄養となる砂糖は悪者のように思われがちです。確かに、砂糖はむし歯の栄養になるため砂糖をとればとるほどむし歯のリスクは上がります。しかし、それをお子さんから遠ざけようとすればするほど、親の目の届かない中学生くらいになった時に、欲求を爆発してしまう可能性があります。そのため、砂糖とも上手に付き合っていくのが良いでしょう。

お菓子はお子さんにとっても、大人にとっても楽しみの一つですよね。

おやつの種類によっても、むし歯になりやすい、なりにくいが違うことをご存知ですか?

お菓子がむし歯を作りやすいかどうかは、次の4つによって決まってきます。

①歯垢を作る力

ご飯や、お菓子の後に歯磨きをせずに寝てしまった時、朝起きたら、歯がぬるっとしたものが付いていることはありませんか?それが歯垢です。歯垢がたくさん付いていればいるほどむし歯になりやすくなります。歯垢が付きやすいものとは何か、それは、ネバっとした食べ物です。そのため、粘着質の付いたら離れないようなものはできるだけ避けるのが良いでしょう。

②酸を作る力

酸とはむし歯菌が砂糖を食べることによって作られるものです。そのため、酸が多く出る食べ物とは、砂糖がたくさん入った食べ物のことです。

③食べている間に作用する力

食べている間に作用する力とは、食べる時間が長ければ長いほどむし歯になるリスクは高くなります。そのため、できるだけ短時間でお口の中から無くなるようなお菓子を選択すると良いでしょう。

④食べ終わってからも口の中で作用する力

最後に食べ終わってからも口の中に作用するものです。これは、ネバネバして歯にくっつきやすいものは、歯にこびりついて、なかなか取れないためむし歯のリスクが高くなります。

このような4つの特徴を全て持っているものは、非常にむし歯のリスクが高いといえるでしょう。

むし歯菌が好きなお菓子best3は

①キャラメル

②アメ

③ハイチュー

良く子供が好きそうなものが全てランクインされていますよね。今まで食べていたものをこれから親の都合で全て取りやめにすることは、子供も、親もストレスですよね。

小さいお子さんも3歳くらいになれば、良いこと、悪いことが理解できるようになります。そのため、ハリヨ歯科では、特にむし歯のリスクの高いお子さんには、カウンセリングルームでお子さんに向けて20分程度むし歯について、砂糖についてお話しさせていただいています。実際、私たちが真剣に砂糖のお話しをすると、お子さんもそれを理解して、自分から、食べる量を減らしたり、パタリと止めてくれる子が多くいます。重要なのは、お子さんにお話しすることだとハリヨ歯科は考えています。

育児や、食事、むし歯のことなどで悩まれている方は、ぜひ一度ハリヨ歯科に相談しに来てください。ハリヨ歯科のスタッフ一同全力でサポートします。