むし歯にならないようにするために

2018.01.26
むし歯にならないようにするために

おはようございます。

大垣市今宿のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

今日はむし歯予防についてお話ししていきます。

同じように生活していてもむし歯になりやすい人と、なりにくい人がいることをご存知ですか?一生懸命歯を磨いているのにすぐにむし歯になってしまう人もいれば、ほとんど磨いてこなかったのに今まで、一回もむし歯の経験がない方もいると思います。それは、何で違ってくるのでしょうか?

①まずは、生活習慣です。簡単に言うと食生活ですね。食事や間食の頻度が多ければ多いほどむし歯のリスクは上がるのです。

また、食事の中に砂糖が多ければ多いほどむし歯のリスクも上がっていきます。

特に問題になるのは間食や飲み物です。普段何気なく食べているお菓子や、ジュースなどには多くの砂糖が入っているのを知っていますか?

お子さんに人気の乳酸飲料などもに多くの砂糖が入っています。当院では、むし歯のリスクの高い方には食事の話などを詳しくお話しさせていただいています。ご興味のある方は、スタッフまでお声掛けください。

②歯磨きの問題。いくら砂糖のコントロールをしていても、歯磨きがおろそかになってしまうと、やはり、むし歯のリスクは上がってしまいます。『私は、1日3回磨いているから大丈夫!』と思っていられる方。本当に大丈夫ですか?自分では磨けていると思っていても、実際は磨けていない方も多くいらっしゃいます。ハリヨ歯科では歯磨き指導や、歯ブラシの選択、歯磨き粉の選択も含めて患者さんのお口の中を診察したのちにご提案させていただいています。

③つば(唾液)の問題。唾液の量が多い人ほどむし歯になりにくいことを知っていますか?逆に言うと、唾液の量が極端に少ない人ほど、むし歯になるリスクがグーンと上がるんです。ご高齢になると、唾液を作る工場である、大唾液腺という場所が萎縮をするために、唾液の量が減少します。他にも、糖尿病のかたや複数のお薬を服用しているかたも唾液の量が減ってしまう原因にもなります。唾液の量が少ないかたには、唾液を出すマッサージをしたり、保湿剤を使ったり、お口の環境を整えるアドバイスをさせていただきます。

また、食事の際に、食事中に含まれる砂糖をむし歯菌が食べることによって出される酸によってお口の中の環境は酸性に傾きます。酸性に傾いている状態とは、簡単に言うと歯が溶けやすい状況になっているということです。それにより、むし歯は発生、進行しやすくなるのです。しかし、唾液の性質によって、酸性になった、お口の環境を中性に戻してくれます。この、中性に戻す力が、人によって違うんです!その力が強い人は酸性の時間が短いのでむし歯になりにくいのです。逆に中性に戻すのに時間がかかる人は、人よりむし歯になりやすくなると言えます。

そのため、むし歯になりやすいなりにくいは、人によって変わってくることがわかっていただけましたか?ハリヨ歯科では、こう言ったむし歯の原因を探ることができる唾液検査を取り入れています。

ご興味のあるかたは、スタッフまでお声掛けください!

 

 

むし歯治療

2018.01.25
むし歯治療

おはようございます。

大垣市今宿のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

今日はむし歯治療についてお話ししたいと思います。

そもそも、むし歯の大きさによって、4段階に分けられる事を知っていますか?

C1〜C4の4段階に分かれます。数字が小さい方がむし歯が小さい状態です。通常治療の対象になるのはC2(少し進行したむし歯)

〜C3(神経に近接している状態のむし歯)

C4(むし歯が大きく、歯の頭の部分がなく根っこだけの状態のむし歯)

の3つの段階です。

ここで大事なのはむし歯が小さければ小さいほど治療の期間も短く、費用も安くなります。詳しく治療方法を見ていきましょう。

C2のむし歯は大きさが小さければCR修復という治療になります。その場合は、削る量も少なく1回の治療で終わります。

C2の状態でも隣接面(隣の歯と重なり合う部分)を含む場合は型取りが必要となります。型取りを行う場合は治療回数は2回になります。

C3の状態はむし歯がかなり大きいため、むし歯が歯の神経まで到達している場合は神経の除去する可能性があります。(特殊なセメントを使用する事で神経を温存する方法もありますので、詳しくはスタッフまでお問い合ください。)神経を除去すると神経の除去に2〜3回、その後被せ物を作成していきますのでおおよそ5〜6回の治療期間がかかります。

神経まで到達しているむし歯

むし歯に感染してしまった神経の除去を行います。

神経を除去したのちに痛みなどの症状が消失するまで、神経の管の中に薬を詰めて様子を見ます。

 

症状が消失したら神経が入っていいた管に樹脂を詰めていきます。

その後、型取りを行い被せ物を作っていきます。

C4の状態のむし歯は、保存が可能であれば上記のC3と同様、根っこの治療から開始します。しかし、むし歯が大きく残すことが困難な場合は抜歯になってしまいます。

 

むし歯の治療についてはわかりましたでしょうか?今回、上記したようにむし歯が大きければ大きいほど時間と費用が倍以上かかってきます。そればかりではなく、むし歯を放置しすぎると、残すことも難しくなってしまうのです。では、むし歯を残すことが難しく抜歯してしまった場合は、抜歯した後の部分はどうするのでしょうか?両隣の歯の状態にもよりますが、選択肢としては、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3種類が挙げられると思います。何れにしても、自分の歯に勝るものはありません。できるだけ、長く自分の歯で生活するためにも、定期的に歯科医院に通い大きくなる前にむし歯を見つけることが重要ですし、歯科医院に通うことで、なぜむし歯になるかを根本的に原因を探り、再びむし歯にならないように取り組んでいくことが需要になると思います。ハリヨ歯科では、むし歯を治療するのではなくむし歯にならないためにはどうしたら良いかを患者さんと真剣に考えていきたいと考えています。むし歯に昔から悩まされている方、子供をむし歯にしたくないと思っている方々は是非一度ハリヨ歯科にお越しください。

むし歯0の世界を一緒に作り上げましょう!

院内の癒し

2018.01.24
院内の癒し

おはようございます。

大垣市今宿のむし歯予防、歯周病予防、できるだけ削らない、歯を抜かない歯医者さん、ハリヨ歯科の副院長の長縄 真貴子です。

今日や、ハリヨ歯科のコンセプトと建物の外観や歯医者の作りについてお話しします。歯科医院のイメージをたずねて、なかなかいいイメージを答えてくれる方はいません。

中には、歯がキレイになって気持ちいいところ☆なんて私たちが嬉しくて喜んじゃう答えをくださる方もいらっしゃいます♬しかし、少数派です(笑)

 

機械、薬品、金属音、無機質なものが多く、視覚的にも聴覚的にも臭覚的にも冷たく感じたり、不快に感じる要素が多いところです。

過去に嫌な痛い、怖い経験をお持ちの方では、臭い・音で記憶がフィードバックしてくるのではないでしょうか。

 

そんな患者様の中の過去の怖い歯医者、嫌な記憶の歯医者像をできるだけ払拭したいとハリヨ歯科は考えています。

 

建物の設計の段階からそれには細心の注意をしてきました。

コンセプトは歯医者らしくない歯医者でした。

 

たまに患者様に「ハリヨ歯科の建物が歯医者とは分からず、最初カフェだと思ってた」なんてお言葉を頂くと、心の中でヤッター♬コンセプト通り♬と思っています。たまに口から出ていますが(笑)

 

視覚的なところから得られる情報は心理的に大きな影響があると思います。

建物だけでなくインテリアもできるだけ、無機質にならないよう、季節を感じられる歯科でいたいなとハロウィンやクリスマスの装飾もしました♬

お正月も開け、イベントのないこの季節、院内に新たな視覚的癒しとしてこちらを飾りました。

副院長の大好きなお花屋さんに、ハリヨ歯科のイメージコンセプトをお伝えしてできたオーダーメイド♬

 

治療終わりのお疲れ様の癒しに

 

治療に行く背中を押しに

 

閉塞的な空間に

 

ハリヨ歯科では、視覚的にも楽しく気持ちのいい空間作りを心がけています。それが緊張して来院される患者様の心の一助になればいいなと願っています♬

 

また、聴覚、音へも配慮しており、従来の高圧の空気で高速回転させるエアータービンはみなさんが緊張する高音のキーーーーーーン!!となるものですが、その使用はほとんどしていません。代わりに高音の音が出ないモーター式の機器を使用しています。

 

匂いの面でも、よく嗅ぐような歯医者さんの匂い!!の薬品は使用していません。ザ・歯医者さん!!の匂いがしないのはご来院中の方はお気づきでしょうか??

 

五感から患者様を緊張させないよう、過去の嫌な歯科の経験が払拭できるよう、ハリヨ歯科にくることが楽しみになって頂けるようそんな思いでこんなお花も飾っています。

オススメ絵本②

2018.01.23
オススメ絵本②

おはようございます。

大垣市、今宿のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

前回紹介した歯医者が読んで納得できる絵本の紹介第二弾です。

寒くてまだまだ夜が長いこの季節、ぜひ家族全員で読み聞かせしてほしい絵本の2冊です。

  • わにさんどきっ はいしゃさんどきっ

作/五味太郎  発行/偕成社

患者さんの心理もよく描写しながら、意外な歯医者さんの心理もわかっちゃう笑えちゃう絵本です。この本から、笑いながらも虫歯や病気になる前に予防するという意識が芽生えると素敵ですね。

 

  • はははのはなし

作/加古里子  発行/福音館書店

歯の重要性、栄養の重要性がわかる食事全般に関わる認識が深まる一冊です。

歯だけではなく、お口から美味しくバランスのとれた食事を摂ると言うことは健康の源であり、一生涯続く楽しみでもあります。

好きなものだけを食べる、と言うことは一時的な幸福感は得られるかもしれませんが、お子さんのこれから長い人生、健康に生きるために重要なことはなんでもバランスよくしっかり噛んで食べることができることです。

なぜ、お父さんお母さんが子供の好まないものでも食べるよう言うのかが、小さなお子さんでも理解できます。

 

この2冊の本は、前回紹介した2冊とともにハリヨ歯科待合キッズスペースもしくは、ファミリールームに置いてあります。ぜひ気になる方はご来院時に読んでみてくださいね。

毎日の読み聞かせは、お子さんを大きく成長させます。

歯磨きを嫌がる、甘いお菓子ばかり欲しがる、しっかり食べてほしいバランスのとれた食事は食べてくれないなどお困りのことがあればぜひ読み聞かせから始めてみてください。

 

すぐに効果が出ないこともあるかもしれませんが、毎日繰り返すことは大きな成果を生んでくれることになるはずです。

 

今後、ハリヨ歯科では定期的にまだ歯科医院に行ったことがないお子さんや、歯医者さんに慣れさせたいなと言うお子さんを持つ親さんを対象にこれらのオススメ絵本を読み聞かせする場を持ちたいなと計画を立てています。

 

まずは歯科医院というところがどんなところなのか知ってもらう、その空間に慣れてもらうことにより歯科医院への敷居は下がる事と思います。

 

企画、日時が決まりましたらまたアナウンスしていく予定です。ご興味のある方は院内スタッフに直接、お電話(0584—74−1182)にてお問い合わせください。

 

お子さんも、お母さんもハリヨ歯科で楽しく過ごせるような企画にしたいと考えていますので、お楽しみに☆

オススメ絵本①

2018.01.22
オススメ絵本①

おはようございます。

大垣市今宿のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

お父さん、お母さんの知識・意識が高く、歯によくない こぉーーーんな甘い食べ物は食べて欲しくない!!や、しっかり歯磨きをして欲しい!!と取り組んでいても・・・

 

なかなか上手くいかないこと、親の願い通りにならないことって多いですよね。

歯に関してだけではありませんが(笑)

 

なんでかなー、どうしたらいいのかなー、と悩まれるお父さんお母さんに遭遇することは多々あります。

2児の父である僕もかつてそうでした。

 

日々親として悩む中で、編み出した、辿り着いた手法がいくつかありますが、絵本はその代表です。

お父さんお母さんの本の読み聞かせの習慣があるご家庭には即導入可能!!

お子さんは言葉が話せなくてもかなり本の内容を理解しています。本からの影響は大きいと子育て中のお父さんお母さんは感じておられることと思います。

小さくてまだわからないかな?と思う本でも意外に理解してくれています。

 

小さなうちからの歯に関する本の読み聞かせは、頭ごなしにこれはダメ!!歯磨きをしなさい!とお父さんお母さんが言わずに済む大変有効な方法と言えます。

 

職業柄そしてハリヨ歯科の開院準備を始めた数年前からハリヨ歯科開院時には歯に関する絵本を置こうと、歯に関する絵本でいいものを見つけるとコツコツ買い集めてきました。

絵本の中には、歯医者から見ると「ん!?!?!?ムムム!?」と言うものも多くあります。

例えば、泣くほど痛かったむし歯が歯磨きで治ったとか・・・

痛みを伴わないような小さな浅いむし歯は上手に管理しフッ素を塗り込めば再石灰化により治ることもあります。

が、しかし、痛みを伴うような進行してしまった大きなむし歯では、歯磨きでは治せません。

 

絵本ではぜひお子さんに正しい知識を得てもらいたいものだなぁ〜と感じます。

 

そんな中で、歯医者の私たちが見てこれはいい!!と思える本のご紹介です。

 

  • バイバイ!むしバイキン

作/ドクター・レイコ 発行/KTC中央出版

甘いお菓子がやめられない、歯磨きが嫌い!!なお子様に。

これは女性歯科医師が自分のお子さんのために作った絵本だそうで、大人にも知ってもらいたい深くて正しい歯科の知識が得られます。

深いことも書いてあるので低年齢には・・・と思われるかもしれませんが1歳児でも理解しています。幅広い年齢で読めます。

かなりリアルな描写もあり、お子さんには衝撃なこともあったり・・・うちの子にはかなり効果てき面でした。

 

  • はみがきれっしゃしゅっぱつしんこう

作/くぼまちこ 発行/アリス館

電車好き男の子に大ウケ間違いなし!!楽しくはみがきの時間をすごくためにも使えます。0〜3歳くらいの低年齢のお子様向け。

 

ぜひご家族の寝る前のひと時などに繰り返し読んであげてくださいね。

ちなみに、どんな内容か知りたい方はハリヨ歯科にも置いてありますので、ご来院時に読んでみてください。

はりんこキッズスペースの充実

2018.01.21
はりんこキッズスペースの充実

おはようございます。

大垣市、今宿のむし歯、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

ただいま、ハリヨ歯科に通院してくれているお子さんは歯科治療が終わった子、むし歯がなく定期検診に通ってくれている子にはチェキで写真撮影しています。

むし歯が何個もあって泣いていた子が、最初は泣いていたのに何回も通ううちに笑って保育園のお友達の話をしてくれる、治療も全て終わる頃には自らハイタッチして診療室を出ていく姿には、嬉しさがこみ上げてきます。

 

手に力を、汗を、握りしめて、頑張って虫歯を治した経験はお子さんの大きな成長であり、褒め称えてあげることだなといつも思います。

 

しかし、むし歯はやはりできないのが一番!!むし歯を頑張って治したからこそ、次にまた新しいむし歯ができないといいな〜と診療室からお子さんを見送りながら願っています。

 

次の時代を担う子供たちにはぜひ、歯を含む自分の体の健康について正しい知識を持って健康で過ごしてもらいたいとハリヨ歯科は願っています。ハリヨ歯科が自分の健康のために通う場になれるように、楽しく学びながらケアができる場になれるようにハリヨ歯科のできることを考えています。

 

アメでつる!?ような「治療ができたらオモチャあげるよ!!」という方法もしばしば取り入れられます。子連れでご飯を食べに行けば、お店に入ればもらえるおもちゃやお菓子。子供はその瞬間大変喜びますが、一時的なことと多くの親御さんは感じませんか?

物で釣るというのは最も簡単で安易な方法ですが、物をもらった瞬間でその気持ちは満足し、また次の要求が始まることもあります。タダでもらったおもちゃのその後の行方はどうでしょうか?

ハリヨ歯科ではあえて、治療が終わったらこれあげる、などと言う方法は行っていません。

物の力を借りるのではなく、お子さん自身の力でそれを乗り切って欲しい。その先には、ハリヨ歯科スタッフ、ご家族からの賞賛がありそれをまた本人の自信と達成感に変えて欲しいと考えているからです。

 

スマホで写真を撮り、メールなどでデータをやり取りするのが当たり前の世代にはチェキがわからない子もいるそうで・・・

 

時代と自分の年齢を感じますが(笑)アナログにはアナログの良さがある!!

 

ハリヨ歯科で行なっている治療後のチェキ撮影はその一環です。おもちゃなどもらえる方がお得な感じがする!?子供が喜ぶかもしれませんが、大切なことはお子さんの成長だとハリヨ歯科は考えています。

 

治療を自分の力で乗り切った、頑張った子や、普段の生活歯磨きをがんばって虫歯ができないよう定期検診に通う子への賞賛の意味が込められています。

早くこのチェキが掲示できるよう業者との打ち合わせ中ですのでもうしばらくお待ちくださいね!!どんな掲示スペースになるかお楽しみに☆

スイスからの患者さん

2018.01.20
スイスからの患者さん

おはようございます。

大垣市、今宿のむし歯予防、歯周病予防に力をいれている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

先日、副院長の友人であるスイス在住のファミリーが日本帰省の休暇を利用し、ハリヨ歯科に歯科検診を兼ねて遊びにきてくれました。

 

ご主人は高校からの副院長の旧友。奥様がスイスの方ですが、奥様ともお二人の結婚前からみんなで遊ぶ家族としても10年来の仲になりました。

スイスでは、年に一度しっかり時間をとって旅行するのが一般的だそうで、今回も日本に3週間の滞在でした。スイス人は年に一度のバケーションのために仕事をしているんだそうです!!3週間の休暇、日本社会ではなかなか取りづらいですよね!!

奥様いわく、「日本人は働き過ぎ!!」だそうです(笑)

 

ご存知の方も多いかと思いますが、多くの欧米の国々、スイスでは日本のような保険診療という制度はありません。全ての治療は全額実費負担なんです。

そのため、検診や一回の処置での支払金額は数万円かかるのはもちろん、治療内容によっては数十万円かかるのは当たり前だそうです。

 

日本ではいくら色んな必要な検査、治療をしても保険適応で窓口3割負担でも窓口支払いが1万円を超えることは歯科では稀です。

もし、大きな処置・長引く治療があっても支払えない額なんてことはありませんね。

必要な健康に関わる検査・治療が、生活を圧迫するような治療費がかかるのではないかなんて心配せず受けられる、改めて、日本の保険制度の良さ、ありがたさを感じますね。

 

しかし、保険制度による弊害と言える一面もあります。

保険制度がない国では、虫歯や歯周病になれば治療費が生活に大きな影響を及ぼすほど影響するので、検診や予防への意識が大変高いのです。

数万円かかったとしても検診で小さな虫歯を見つけて治療することが一番だということを知っています。

日本では、虫歯や歯周病でも治療しても家計を圧迫するほどの治療費ではないので、痛い!などの不都合が発生しない限り歯科を受診しないという方が多いのです。痛い!となってからの受診は痛くなるほどの大きな虫歯ですから、治療回数ももちろんかかりますし、痛みに敏感になってからの治療は麻酔も効きづらくご本人の負担がとても大きいのです。

虫歯になれば削って治せばいいという意識も感じるのが現状で、予防に対する意識が高まりつつある日本でも知識を持たれている方、残念ながらそうではない方の意識の差が激しいと感じます。

 

今回、スイスからのファミリーと話す中、日本の常識、世界の常識、日本の良いところ、日本のこれからの課題が見えてきました。

私たちの発見なんて大きな難しいことでは全然ありませんが(笑)

 

すぐにハリヨ歯科に取り入れたい、スイスの歯科医院のアイディアもあります!!ハリヨ歯科の夢にはスイスの歯科医院の見学がありましたが、スイスの歯科医院・歯科医療の話をききより現実的・具体的に実現させたいなという思いを深める一日でした。

ハリヨ歯科の感染対策について

2018.01.19
ハリヨ歯科の感染対策について

みなさん、おはようございます。

大垣市今宿のむし歯予防、歯周病予防に力をいれている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

みなさん、歯科医院で使用する器具、機器の数はどれくらいあると思いますか?

切削バーと言われる歯を削る器具の先まで数えれば実際使っている私たちも数えるには大変(><;)な数になります。

 

それぞれの器具の材質、使用後の状況合わせた処理を行った上での必要な滅菌、消毒をするには知識とコストが必要です。

歯科医院なんだから消毒・滅菌はされていて当たり前と思われるかもしれません。

なんか使用する器具は袋から出されるし、ちゃんとしてるんじゃないの??

となんとなくの安心を持っておられる方。

 

すごく気になるけど、知識もないし見えないところだからよくわからない・・・という方がおられるでしょう。

 

消毒・滅菌なんてどこの歯科医院も同じと思われる方もおられるかもしれません。

 

しかし、その滅菌・消毒はそれに関するガイダンスなどはありますがそれを縛る法はなく、各歯科医院の裁量に委ねられているというのが現状です。

 

すなわち、みなさんの感染症の伝搬を予防するための滅菌・消毒には各医院でまちまち、バラツキがあるということです。

 

ハリヨ歯科の院長・副院長はともに口腔外科と歯科麻酔科での臨床経験が長く、手術室での職務経験が基礎となっている経歴があります。

大学卒後の基礎を作る時期に手術室で勤務していたため手術室レベルの清潔操作が身に染み込んでしまっています。

もちろん、歯科治療において手術室レベルの清潔操作が必要なのかはまた別の話ですが、清潔とそうでないものに敏感であると言えます。

 

ハリヨ歯科開院にあたり、医院名にした「ハリヨ」は清く澄んだ湧き水に生息する魚です。

これは、歯科医院を物理的にも精神的にも常に清く誠実でいたいとの思いから医院名の命名に至りました。

 

滅菌・消毒は言わば私たちの医院理念であり滅菌・消毒を徹底的に行えるよう事業の計画を立ててきました。

滅菌・消毒ためには医院内の場所・スペースの確保から、その処理をする人員の確保まで必要になります。開院前からすでに決まっていたことなのです。

 

現在、度々ニュースに取り上げられるタービンと言われる歯の切削器具もハリヨ歯科では開院時から全て滅菌しています。

タービンの内部は複雑な構造で、他の機器と同じように簡単には滅菌ができません。それ専用の高価な滅菌機器がまた必要であり、滅菌がすぐに終わらないことを考えれば、相当数のタービン自体の数を要します。滅菌を毎回行うことによりこのタービンの劣化は避けられません。

これは、タービンの滅菌が初期の機器への投資だけでなく、ランニングコストも必要になるということです。

これは全ての医院ができている、できるというわけではないということです。

 

また、もちろん手袋などの使い捨てのできるものは全て患者様一人に対し一つ使い切りで使用しています。

目に見えにくいことです。専門知識ない患者様にも伝えにくいことです。

ハリヨ歯科という名に恥じぬよう、ハリヨ歯科は見えない取り組みを続けています。

歯科医院は楽しいところ

2018.01.18
歯科医院は楽しいところ

おはようございます。

大垣市今宿の歯周病予防、むし歯予防に力をいれている歯医者さん、ハリヨ歯科の院長、長縄 陵亮です。

みなさん、お子さんに歯科医院を説明する際にはどんな言葉を使われますか?

 

ウィーンするところ??あーんするところ??

もしかして、痛いことするところ?????

 

お父さん、お母さんがお子さんの歯科医院を説明する際に選ばれる言葉はお父さんお母さんの歯科医院に対するイメージが大きく関わる事と思います。

 

今まで虫歯もなく歯科治療自体したことがないお父さんお母さんは、“ウィーン”したり“痛い痛い”経験がないため、どんな言葉をチョイスされるのでしょう。

 

淡々と「歯を見てもらおうね」かな?「歯を綺麗にしてもらおうね」でしょうか?

 

歯科医院受診経験のない純真無垢なお子さんは、それぞれの言葉を聞いた際どう受け取るでしょう。

 

先日、受診してくださった親子の患者様の話です。2歳のお子さんを連れてお母さんと2人で定期検診に来てくださいます。

イヤイヤ期まっただ中。診療用チェアーに寝転ぶとなった途端「イヤー!!
」が始まりました。それまで、キッズスペースで楽しそうに遊んでくれていました。

定期検診とは言えどまだ来院回数2回目。イヤイヤ期。診療チェアー拒絶はよくあることです。

しかし、そこで気になったのが「イヤー!」と言っているお子さんの横で必死に「痛くないよ!痛いことしないよ!」とお子さんをなだめてくださるお母さんの言葉でした。

泣く我が子を安心させたい!!という一心に出た、心優しいお母さんの罪のない言葉です。

 

しかし、「痛くない」「痛いことしない」という言葉はどうでしょうか。

一見「痛い」ことに対する否定の言葉ではありますが、大人でも「痛くないよ」という言葉をかけられれば「え??なんか痛そうなことするの??」と警戒しませんか??

そのお子さんには実際虫歯等はなく、本当に痛いことは何もしていません。今後も、しっかりケアさえしていけば、一生痛いことは歯科医院で起きないかもしれません。そうなれば、そのお子さんにとって歯科医院は一生「歯を綺麗にしてもらえる、気持ちいい場所。楽しい場所。」になるはずです。

「痛くないよ」のお声がけがそれを妨げ、潜在意識の中に「痛いかもしれないところ」とインプットされれば、私たちはとても残念です。

 

見慣れない場所、見慣れない器具に警戒心を持つのは当然です。そんな警戒しているお子さんを見て何か安心できる言葉を!!と思ってくださる、優しいお母さんの気持ちはよくわかります。

そんな時は、お子さんが楽しくなるよう「なんだろうねー!!」「すごいねー!!」「わぁーかっこいいねー!!」などお子さんの好奇心をくすぐるような楽しい言葉かけをぜひしてみてくださいね♬