歯科用の顕微鏡をご存知ですか?より精密な歯科治療を行うための秘密兵器、ハリヨ歯科では2台目を導入しました。より、安心安全な治療を受けられるための設備になります。

2023.06.08
歯科用の顕微鏡をご存知ですか?より精密な歯科治療を行うための秘密兵器、ハリヨ歯科では2台目を導入しました。より、安心安全な治療を受けられるための設備になります。

こんにちは、ハリヨ歯科です。

最近は色々な技術が進歩してきてDX化がどんどん進んで、便利な世の中になっていますよね。

歯科でも、どんどん、設備が進歩しています。

今回紹介するのは、より、精密な歯科治療が行うための秘密兵器についてです。

その名も、ズバリ歯科用顕微鏡。

顕微鏡というだけあって、かなり、細かく見ることができそうですよね。

その通り、裸眼では見えない奥の奥の奥の、先までしっかりと見えてしまいます。

その倍率、なんと25倍。

25倍って言っても全然想像がつかないと思いますが

歯科用顕微鏡の倍率が25倍の場合、それは観察対象の対象物を25倍に拡大して見ることができることを意味します。

具体的には、例えば対象物が1mmの大きさであれば、顕微鏡を通して見るとその対象物は25倍の大きさで表示されます。つまり、1mmの対象物が25mm(2.5cm)の大きさで見えるようになります。

倍率が大きいほど、より微細な詳細を観察することができます。

要は、すごく精密によく見えるっていうことです。

ただし、拡大率が高ければいいというわけではありません。拡大率が高くなると同時に視野が狭くなるため、拡大された範囲だけを見ることになります。そのため、歯科治療などの場面では、適切な倍率の選択が重要となります。

では、拡大して治療をすることで実際何が良いと思いますか?

例えば

  1. 歯の詳細な観察ができる: 顕微鏡を使うことで、歯の表面や歯の中にある微小な変化や異常をより詳細に観察することができます。歯科医師は、虫歯や歯垢などの問題を早期に発見し、適切な治療を行うことができます。
  2. 歯科治療の精度向上: 顕微鏡を使用すると、歯科医師は治療をより正確に行うことができます。顕微鏡の下で拡大された歯の部分を見ながら、治療に必要な箇所に的確にアプローチすることができます。これにより、治療の精度と効果が向上し、患者さんの不快感や痛みを最小限に抑えることができます。
  3. 歯科医師の診断支援: 顕微鏡は歯科医師の診断をサポートする重要なツールです。微小な歯の異常や病変を確実に検出できるため、より正確な診断が可能になります。これにより、早期の治療計画を立てることができ、歯の健康を保つための最善の方法を選ぶことができます。
  4. 患者教育: 顕微鏡は患者さんに対して、自分の歯の状態を見せることができる貴重なツールです。顕微鏡を使用した画像やビデオを通じて、患者さんは自分の歯の状態をより具体的に理解することができます。また、治療の必要性や予防の重要性を伝えるための有効な手段となります。

これらのことから、歯科用の顕微鏡を導入することがより精密な治療を行う上で必須になりつつあります。

現在の、日本での歯科用顕微鏡の普及率は20%程度と言われており、今後さらに普及してくると思います。

ハリヨ歯科では、複数の歯科医師が在籍しているため、同時に顕微鏡を使用したい症例が多くあったため、6月より2台目の歯科用顕微鏡を導入しました。

気になる方は、是非、お問合せください。

”歯医者さんに聞く、歯を磨くベストなタイミングはいつ?”

2023.06.06

こんにちは、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

本日のテーマは、

”歯医者さんに聞く、歯を磨くベストなタイミングはいつ?”

いつ、歯磨きをしたらいいの?

一日何回歯を磨くのがベスト?

一回の歯磨きの時間はいつ?

歯ブラシ以外に使っている補助清掃器具はありますか?

などなど、歯磨きに対する疑問っていくつもありますよね。

そんな中で、今回は歯磨きをするタイミングはいつがいいのかについてお話しします。

まずは、一般の方の統計を見てみましょう。

インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEの統計(https://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2016/160531/)では

最も皆さんが歯を磨く時間帯は、就寝前(62.4%)次いで、朝食後(56.4%)3位起床時(30.9%)4位夕食後(27.7%)5位昼食後(27,7%)となっています。

では、歯科医師の立場から、医学的にみて、最も歯を磨くのに適したタイミングはというと、

ズバリ、就寝前!!

多くの方の行動は当たっていると行って良いでしょう。

では、なぜ、就寝前に歯を磨くと良いのか。

それは、就寝時に唾液量が減ることが大きく関わります。

では、なぜ唾液量が減るのか?体の性質を知ると答えがわかります。

私たちの体には「自律神経」と呼ばれる特別な神経があります。この自律神経は、私たちが特に意識しなくても、体の様々な機能を制御してくれる素敵な仕組みです。自律神経には、興奮状態にする「交感神経」と、リラックス状態にする「副交感神経」の2つの部分があります。

さて、唾液は私たちが食べ物を食べる時や話す時にとても重要な役割を果たしています。食べ物を噛んだり飲み込んだりするときに唾液が出てくることで、食べ物を滑らかにし、消化しやすくするお手伝いをしてくれるんです。

副交感神経が優位になると、私たちの体はリラックスモードに切り替わります。例えば、寝る前やゆっくりとリラックスする時間に副交感神経が活発になります。このとき、私たちの体は休息を取るためにエネルギーを節約しようとします。

そのため、副交感神経が優位になると、私たちの体は唾液を作る量を減らすのです。唾液を作るためにはエネルギーが必要ですが、リラックスモードではエネルギーを節約するために、唾液の分泌を少なくするんです。

だから、副交感神経が優位になると、唾液の分泌量が減ってしまうのです。

では、唾液の量が減るのなぜいけないのか。

口腔内にはたくさんの細菌が生息しています。これらの細菌は、食べかすや糖分を好んで食べて生きています。私たちの歯や口の中を清潔に保つためには、これらの細菌の数をコントロールする必要があります。

唾液は私たちの口の中を洗浄し、細菌を取り除く役割を果たしています。たくさんの唾液があると、細菌を洗い流して清潔な状態を維持することができます。しかし、唾液量が減ると、細菌が増える可能性が高くなるのです。

副交感神経が優位になると唾液量が減るとお話ししましたね。副交感神経が活発になると、私たちの体はリラックスモードになります。そのため、唾液の分泌量が減少してしまいます。

細菌は糖分を好んで食べます。食べ物やお菓子を食べた後、残った糖分が口の中に残ってしまうと、細菌はそれをエネルギー源として利用し、増殖します。唾液の量が減ると、糖分を洗い流す力も弱まるため、細菌が増えやすくなるんです。

増えた細菌は、歯の周りや歯の間などに集まり、酸を作り出します。この酸は歯を溶かす力があり、虫歯や歯のトラブルの原因になります。

だから、唾液量が減ると口腔内細菌の数が増えてしまうんです。そのために、就寝前に丁寧に歯を磨くことによって、口腔内の細菌を可能な限り少なくして、就寝時に細菌が増えて口腔内に悪い影響を与えないために重要になります。

 

その、メカニズムを知っていると、就寝前の次に大事な歯磨きのタイミングは皆さんわかりますよね。

そうです。朝起きた後すぐに歯を磨くです。

就寝前から朝起きるまでに増えた細菌を洗い流す必要があるからです。

朝起きたまま、食事をすると、お口の中に増えた細菌を一緒に食べることになるからです。

ここまででお話しした通り、歯を磨くタイミングで重要なポイントは、就寝前と起床時です。

食後も、可能であれば、歯磨きを行なった方が良いですが、必ずしも必須ではなく、夜しっかり、朝は汚れを落とす程度で磨いてみるのもいいと思います。

ハリヨ歯科では、定期検診時や歯周病治療時、初診時に歯磨きのテクニックや、ヒントを教えていますので、気になる方は是非、スタッフに聞いてみてください。

待って、その歯の神経残せるかも!

2023.06.04

こんにちは、ハリヨ歯科です。

皆さんは、歯医者で歯の神経をとったことがありますか?

歯の神経をとってしまうパターンは、大きく分けて2通り。

①ズキズキ痛みを伴って神経をとるパターン。

②知らないうちに虫歯が大きくなって、レントゲンを撮ったら神経の近くまで牛場が進行しているパターン。

以前なら、どちらのパターンでも神経を取ることが第一選択でした。

しかし、現在は②のパターンであれば高い確率で神経が残せるようになっていることを知っていますか?

神経が残せる残せないかを一番のポイントは、その歯に痛みなどの自覚症状があるかないかです。ズキズキした痛みがあると残念ながら神経をとらなければなりません。

冷たいものにしみる程度の痛みであれば、神経を残せる可能性があります。

では、その方法とは?といく前に、そもそもなぜ神経をとらない方が良いかについて説明します。

歯の神経を残すことのメリット:

  1. 自然な感覚の維持: 神経が残ることによって、歯の感覚や触感を維持することができます。食べ物の温度や歯にかかる圧力などの感覚を正常に感じることができます。
  2. 自然な栄養供給: 歯の神経は血管と密接に関連しており、歯に栄養を供給します。神経を残すことで、歯の健康と生存に必要な栄養供給が維持されます。

例えるならば、生きた花とドライフラワーで考えてみましょう。

道端に生えている生きた花を踏んだらどうなりますか。一定のダメージを受けはしますが、花自体が生きているため回復して、一定期間が経てば元の状態に戻ってきます。

では、ドライフラワーではどうでしょう。ドライフラワーを手で握るとバラバラと崩れてしまいますよね。

歯も同じで、神経がとられている歯は、血液が通わなくなるため、栄養が歯に行き渡らず、歯が脆くります。このため、クラック(ひび割れ)や破折のリスクが増加する場合があります。

また、神経の除去をした後は、神経と代わりとなる樹脂を詰める治療を行い、上から被せ物を被せて治療が完了します。

この、詰め替えた樹脂の中に細菌が残っていると、治療した後に、再度痛みが出てきたり、レントゲンで撮ると、歯の根っこの先に膿の袋を作ったりと、また再度治療が必要になることもあります。

ある報告【論文】によると、歯の治療は7回治療すると歯を抜歯(歯を失う)と言われています。

これらのことからも、安易に歯の神経をとらない方が良いということは容易に想像がつくと思います。

特に、若い方々は、人生100年時代に突入していく中で、いかに、今ある綺麗な歯を未治療のまま残していくかが、歯を残す上でも非常に大事になっていくと思います。しかしながら、むし歯になったとしても、可能な限り、神経をとらずに最小限の治療をすることが、生涯自分の歯で噛み続ける秘訣になります。

ここからが本題です。

もし、歯医者に行って、痛みもなく、自分では気付かない状態で大きなむし歯が見つかったとします。その時に、神経を取るのか、神経を保存するかで、その歯の寿命は大きな分かれ道になります。

できる限り神経を温存する道を選びましょう。

その神経を温存するために使用するのがMTAというセメントです。

歯科治療で歯の神経を保存するために使用される特殊なセメントです。MTAセメントは身体親和性があり(体に害がない)があり、歯髄保護や根管治療において優れた効果を発揮します。

本来、人工物を歯の神経と接触させると、その人工物の刺激により神経が傷んでしまい、歯が痛くなり、歯の神経が死んでしまいます。

しかし、このMTAセメントを使うことによって、虫歯を取り切ったところで直接神経が露出した場合に、歯の代わりになってくれることで神経をとらずに保存することができます。。MTAセメントの主な目的は、神経を保護し刺激を抑制することです。これにより、神経が再生する機会を与え、歯の感覚を維持することができます。

MTAセメントの利点は、耐久性と生物学的互換性にあります。長期間にわたって使用できるため、患者の歯の健康を長期間保持することができます。また、MTAセメントは周囲の組織との相互作用が良好であり、副作用のリスクを最小限に抑えることができます。

しかし、MTAセメントにもいくつかのデメリットがあります。例えば、MTAセメントは保険治療では行えないので自費治療になります。また、保険のルール上、中のセメントを自費にすると被せ物まで自費にしなければならないため高価な価格も考慮する必要があります。

しかし、それらのことを考慮しても総じて言えば、MTAセメントは歯の神経を保存するための有用な選択肢です。

興味のある方は、一度スタッフまでお声がけください。

また、当院は、治療前に、いろいろな選択肢の説明を事前にするように心がけていますので、患者さん一人一人が納得して治療が受けられるように心がけております。

お子さんが自分で歯磨きできるための取り組み〜歯磨きワーク〜始めました。

2023.05.31
お子さんが自分で歯磨きできるための取り組み〜歯磨きワーク〜始めました。

おはようございます。

岐阜県大垣市今宿の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

皆さんのお子さんは歯磨きをしてくれますか?

「チャッチャッと歯磨きをして、やっているかわからない。」「適当に歯磨きしています。」「磨いているけど、磨けているかどうかわからない。」など

お子様が歯磨きを進んで、しっかりやってくれるとよくないですか?

そこで、今回のテーマは、ハリヨ歯科が今年から取り組んでいる

『歯磨きワーク』についてです。

そもそも、なんで子供が歯磨きをしてくれないのでしょうか?

それにはいくつかの問題があります。

第一に無関心または理解不足: 子供は歯磨きの重要性を理解していない場合や、無関心である場合があります。歯の健康や予防の重要性について十分に認識していないため、歯磨きを怠ってしまうことがあります。

2番目に嫌悪感や不快感: 歯磨きは一部の子供にとって嫌な経験であり、不快感を感じることがあります。歯磨きの刺激や歯磨き粉の味が好みでない場合、子供は歯磨きを避けるかもしれません。

3番目に歯磨きのルーティンの欠如: 歯磨きをするための定期的なルーティンが欠如している場合、子供は歯磨きを忘れたり、後回しにしたりすることがあります。歯磨きは日常の習慣として定着させる必要があります。

最後に姿勢や技術の問題: 正しい歯磨きの姿勢や技術を身につけていない場合、子供は歯磨きの効果を感じづらくなることがあります。適切な指導や練習を通じて、子供に正しい歯磨きの方法を教える必要があります。

子供が歯磨きをしない背後には個々の要素や状況が存在する場合もあります。

そこで、ハリヨ歯科では、歯科医師や歯科衛生士、管理栄養士、保育士で話し合い、子供たちに対して適切な歯磨きの教育や指導を提供することで、歯磨き習慣を獲得してもらうために『歯磨きワーク』という取り組みを始めました。

ハリヨ歯科では、お子様の定期検診の際には必ず、PCR(プラーク・コントロール・レコード)の数値を出しています。

PCRとは、歯に染め出しをすることで、歯磨きで汚れが取れていないところに色が残こり、それを数値化して客観的に汚れがついているか、ついていないかを判断するために行う検査のことです。

その数値を指標にして、歯磨きワークの前後で、歯磨き方法が改善されたかを最終的にはチェックをしていきます。

歯磨きワークの内容としては、

①お口の汚れについてのお勉強!ある方法を使って、バイ菌の存在を目で見て感じてもらっています。

②歯磨きの必要性についてのお勉強

なんで、歯を磨かなければいけないのかを、子供たちに考えてもらって自ら磨いてもらえるように導いています。

③実際の歯磨きの技術ができているかの確認

実際に歯磨きをしてもらい、普段の歯磨きの仕方をチェックします。

④染め出しをしてPCRを評価

磨いた後に磨けているかのチェックのために染め出しをしていきます。

⑤衛生士による歯磨きの仕方の伝授

自己流で磨いていることも多いので、磨く順番から持ち方、姿勢など歯磨きに必要なテクニックをお教えしています。

⑥次回受診日までの目標を決めて終わり

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自宅に帰って、歯磨きワークノートに毎日歯磨きをしたら歯磨きカレンダーに色塗りをしてチェックをする。

1週間に一回は仕上げ磨きをしてもらう。

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歯磨きワークから1ヶ月後に再診し、歯磨き評価。

合格したら歯磨きマスターに認定します。

お子さんが楽しんで、歯の大事さに気づいて、歯磨きをしてもらえるように日々取り組んでいます。

他にも、むし歯の学校ワークと題して、おやつやジュースの上手な選び方なども学べるワークもありますので興味がある方は、スタッフまでお声がけください。

歯が痛い時には麻酔が効きにくいって知っていますか?

2023.02.12
歯が痛い時には麻酔が効きにくいって知っていますか?

おはようございます。

岐阜県、大垣市の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

皆さんは、歯医者は好きですか?

歯医者が苦手な方の中には、『むし歯治療の際の麻酔の痛み』や、『むし歯治療中になかなか麻酔が効きにくく痛い思いをした』ことで、あの痛さを考えるとなかなか歯医者に行くのが遠のいてしまう方も多いのではないでしょうか?

ここで、Point!

麻酔の痛みに関しては、針を細いものを選択したり、表面麻酔を取り入れたり、麻酔を打つテクニックを使うことで、ほとんど痛みを伴うことなく打つことも可能になってきていますので、安心できると思います。

実際に、ハリヨ歯科では、むし歯の大きさによっては3歳くらいから麻酔を使って治療を行いますが、変な先入観(親が、家庭で悪いことをしたら歯医者に連れて行くよや、歯医者で麻酔をしてもらうよなどネガティブな印象を与えてしまっている先入観)がなければ、すんなり麻酔をすることも可能です。

親御さんもびっくりされています。

もう1つの歯医者に来たくない理由の

むし歯治療中になかなか麻酔が効きにくく痛い思いをした。

ことがトラウマになっている方はいませんか?

そもそも、なんであんなにに麻酔をしているのに痛みが消えないの?っと思うこともあるのではないでしょうか?

私は、お酒をよく飲むから麻酔が効きにくい体質なんだと言われる方もおられますが、実際には、体質ではなく他に原因となることが沢山あります。

最も、多いのは歯に炎症が起きている状態でむし歯治療を行うこと。

歯が痛い時に、歯科医院に来ると、歯の周りの組織が炎症を起こしてしまっています。その為、歯が痛い状態が強いほど、歯が痛くなってからの期間が長くなるほど麻酔が効きにくくなるのです。

痛みを伴うような炎症が起きている歯の周りはPHが酸性に傾いています。

この、酸性に傾いてしまっていることにより、物理的に麻酔が効きにくくなってしまいます。なので、痛くなる前の状態で歯科医院に定期受診することが非常に大事になります。

また、麻酔を打つ部位によっても、効きやすい、効きにくいも変わります。

歯の周りの骨の硬さや厚さによっても効きにくくなります。下顎は上顎に比べて厚みが大きく、硬さも硬くなります。その為、麻酔自体が、歯に浸透しにくく麻酔が効きにくくなります。

どうしても麻酔が効かない場合は、歯根膜麻酔と言って、歯と歯茎の間に麻酔をしたり、歯の神経に直接麻酔を打ったり、伝達麻酔と言って、歯の周りよりもより中枢(神経の根本に近く、歯の神経のもっと大元)に麻酔を打つことによって麻酔効果を出す方法もあります。

歯医者、嫌いは、治療が怖くてなかなか歯科医院に来ることができずに、痛くなった時にしょうがなく歯科医院を受診するケースが多いかもしれません。

痛い記憶があると、歯医者が怖くて行きたくない理由もわかります。

その場合、歯の炎症が強く、どうしても麻酔が効きにくくまた、治療時に痛みを伴い、また、行きたくなくなるという悪循環に入ってしまいます。

ストレスなく歯医者に行くためにも、痛くなる前に、定期的にチェックしてもらいに歯医者に通院してみてください。

患者さん向け院内セミナーのご案内

2022.07.25

おはようございます。

岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは院内セミナーについてお話します。

ハリヨ歯科では、5種類のセミナーを開催しています。

①マタニティーセミナー(妊娠期の患者さん及び、旦那さんを対象)

②離乳食講座(離乳食前期、中期、後期にわけて管理栄養士による個別講座を行っています。)

③母親教室(1〜5歳までのお子様と親御さん、療育者対象)

④歯並び相談会(⑥歳前後、歯並びが気になるお子さんが視える親御さん対象)

⑤ZUTTO スマイルセミナー(ずっと健康でいたい方対象)

と無料で少人数定期開催を行っています。

blogをご覧の方で興味がある講座はありますか?

もしご興味が有りましたら、ハリヨ歯科にお問い合わせください。

今回は、ZUTTO(ズット)スマイルセミナーについてお話していきますね。ズットスマイルセミナーとは、ハリヨ歯科が開業時から構想していた、ハリヨに関わる全ての方がズット健康で、豊かな生活を送ってもらうための、試みとして開催しています。

近年では、お口の環境を良くすることが全身の健康にも大きく影響することがわかってきました。歯科医院を受診することは、虫歯を治すため、歯が痛くなったためなどの、その場での対応のみではなく、もっと先をみて、通院して頂いといと考えています。

未来に自分がどうあるべきか、どうありたいかを想像して見てください。

おそらくは多くの方は、健康で生活ができ、可能な限り人の手を借りないまま(介護を必要としない)、一生を過ごしたいと思っているはずです。

そのヒントとなるお話をしているのが、このズットスマイルセミナーになります。

講師は私(院長)の父である、吉幸Drが担当します。

吉幸Drは、定年退職するまで口腔外科の専門医、指導医として大垣市民病院の口腔外科に部長として勤務していました。口腔外科では、口腔癌の手術や外傷(骨折)、口腔周囲の腫瘍の手術、親知らず、有病者(基礎疾患のある患者さん)の歯科治療など多岐に渡り診療をするとともに、総合病院ならではの他科の医師とともに情報を共有しながら治療にあたってきました。

その、吉幸Drは、市民病院を定年退職後からは当院の、訪問診療部門で週に1回、訪問診療に従事していただくとともに、1ヶ月に1回、ズットスマイルセミナーの講師をしております。

 お口は健康のもと

 お口の不健康は万病のもと

を大きなテーマに第一講座として

”認知症について”

認知症と歯周病との関連を知っていますか?

特にアルツハイマー型認知症と歯周病菌との関連が最近取りだたされていますので、そのへんを中心にお話させて頂いております。

現在までにずっとスマイルセミナーの参加者は延べ80名ほど参加されており、参加者からは受講してよかったというお声をお聞きしております。

興味がお有りでしたら、当院に通院中の方でも、まだ通院していない方でも、構いませんので、ご気軽に問い合わせいただければと思います。

 

 

 

岐阜県大垣市で歯科衛生士求人はハリヨ歯科をチェック

2022.07.21
岐阜県大垣市で歯科衛生士求人はハリヨ歯科をチェック

こんばんは、岐阜県大垣市今宿で開院しているハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは

歯科衛生士の求人

についてです。

学生さんはもうすぐ夏休みですよね。丁度現役の歯科衛生士学生さんの求人活動を開始する時期になります。

当院でも、来年度2023年4月採用の歯科衛生士の採用を2名募集しております。

今回は、その求人のために動画を作成しましたので、こちらに載させていただきますので、興味がある方は、是非、御覧ください。

歯科衛生士の方々は何も基準に就職先を決めますか?

当院の取り組みも含めて、ご紹介させて頂きます。

当院の特徴としては、まずは、企業としてホワイト企業を目指しています。

福利厚生

 厚生年金加入

 インフルエンザワクチン接種

 年一回健康診断

 年間休日120日

 有給消化率100%

勤務形態

退勤時間が早く,プライベートも充実

 2022年度

  月曜日、水曜日 最終受付17時30分

 2023年4月より

  平日は17時30分最終受付

新人教育

新人カリキュラム有り

マニュアル完備

外部講師による定期的な院内セミナー開催(もちろん診療時間内に行います。)

外部セミナーの年間コースの受講(もちろん交通費、宿泊費、セミナー費全額補助)

休診日にセミナー受講した場合は、もちろん代休有り。

院内指定セミナーなどは、業務の一環として、勉強するとき、勤務する時、休む時、しっかりフォローしていきます。

専任の教育担当が1年間サポート

1人1台練習用マネキン完備

衛生士業務

ハリヨ歯科では、患者担当制でしっかり患者さんを向き合うことができます。

予防管理型歯科医院のために、衛生士は衛生士業務(歯周病治療や定期メンテンナス、小児予防、口腔育成)に専任出来る。

衛生士の歯周病管理よりも治療に興味がある方は、Dr介助メインでの勤務も可能

自分にあった、勤務形態を選択できます。

スタッフ間の仲が良い、イベント開催

ハリヨ歯科では院内で定期的なイベントを行っています。

納涼会:夏にスタッフや、業者さんと一緒にBBQを開催。

キックオフミーティング:年末には次年度の目標や、年間計画をスタッフ全員で話し合い、医院の方向性を決めていきます。

その後、スタッフ全員で食事会を行い親睦を深めています。

ハロウィンイベント

キッザニア

 

ハリヨ歯科に少しでも興味を持たれた方は是非、一度見学におこしください。

 

歯周病ってなに?

2022.07.06
歯周病ってなに?

おはようございます。岐阜県大垣市今宿の歯科医院、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

本日のテーマは

歯周病って何?

皆さんは歯周病を御存知ですか?

細菌ではテレビでも度々特集を受けたりしていますし、なんとなく、聞いたことがある方も多いと思います。

簡単に言うと、歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

骨が溶けちゃうのってびっくりするかもしれませんが、それが歯周病の一番の特徴です。

では、歯周病になりやすい人の特徴を見ていきましょう。

①お口の中のプラークコントロールが不良な方

プラークコントロールとは、簡単に言うと、歯磨きがしっかりできているかをチェックすることです。

よく歯医者さんで、行われる歯に色を塗るアレのことです。磨き残しがあるところに、染め出されてしまいます。この数値を限りなく0に近づけることを目指します。

しかし、通常の歯ブラシだけでは、0%にすることが難しいと言われています。歯ブラシで除去できるのは60%前後と言われているます。プラス、歯間ブラシやフロス(糸ようじ)の併用が必須になります。

いくら、1ヶ月に一回歯科医院できれいにそうじをしていても、残りの29日のホームケアが不十分であると、歯周病は進行してしまいます。

そのため、ハリヨ歯科では、定期検診や歯周病治療の際には必ず歯ブラシを持参して頂き、歯磨きのチェックを行っています。

②口腔内の菌叢の状態

前回blogで書かせていただいた、口腔内の細菌の状態です。お口の中には500〜800種類くらいの菌が存在しており、数千億から数兆もの数がいわれているといいます。

これらの、菌の数や活動性が問題となるのです。これらを減らす方法として①のブラッシング(プラークコントロール)が非常に重要になってきます。

③喫煙者

タバコを吸っている方は、「またか」と思われるかもしれませんが、歯周病においてもタバコは厳禁。

タバコを吸うことによって、血管が収縮されます。その結果、先程の菌が歯茎に沢山存在し、攻撃をしてきても、それに対応する、血液(白血球)がないため歯周病菌がやりたい放題になり、歯周病が進行してしまいます。

実際に、歯周病が重度に進行している人は、タバコを吸っている郡と吸っていない郡だと、たばこを吸っている人が多い印象です。

タバコを吸っていても、歯周病が進行していない人もいますが、悪化する率は、吸っていない人と比べると高いため、ハリヨ歯科では禁煙を勧めています。

④遺伝

家族性の歯周病も少なからずあります。親が、総入れ歯や、歯周病に悩まされていると聞いた方は、普通の方よりも歯周病になりやすいかもしれません。早め早めに歯科医院でチェックしてもらいましょう。

⑤糖尿病などの基礎疾患がある方。

以前blogでもお話しましたが、糖尿病と歯周病は切っても着れない関係です。糖尿病があると、歯周病がアクティブになりやすいし、歯周病が進行すると糖尿病のコントロールが悪くなることが知られています。

逆に言うと、歯周病のコントロールをしていくことで、糖尿病が安定してくることもありますので、糖尿病の持病がある方は、歯科医院で相談してみるいいでしょう。

 

お口の中の細菌をチェックしてみませんか?

2022.06.27
お口の中の細菌をチェックしてみませんか?

おはようございます。

岐阜県、大垣市の歯科医院、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは

「お口の中の細菌をチェックしよう!」

です。

皆さんは自分のお口の中にどのような細菌がいて、どのくらいの数の細菌がいるかご存知ですか?

また、その細菌を歯科医院でなら簡単にチェックすることが出来ることをご存知ですか?

まず、細菌の種類についてですが。おおよそ、人のお口の中には500~800種類の菌がいます。その菌の中には歯周病に関連する菌が5種類、むし歯に関連する菌が2種類、その他にも、カビがいたり、原虫と言われるトリコモナスや歯肉アメーバなど沢山の菌が存在しています。

その総数は、人によって異なりますが1000億から数兆口腔内に生息していると言われています。

びっくりですね!!

ハリヨ歯科でチェックする顕微鏡は位相差顕微鏡といって3600倍の拡大率で菌をチェックすることができます。

しかし、位相差顕微鏡の特性上、下から光を当てて菌を拡大している状態なので、その、菌が何なのかは特定することはできません。

位相差顕微鏡で確認できるのは、菌の量と、活動性(動きの活発度)を見て、口腔内のむし歯や歯周病のリスクを分析します。菌の数が多くて、活動性が高いほうが、口腔内の環境が悪く歯周病や、むし歯のリスクが高いことが容易に想像出来ると思います。

なんの菌が存在しているのかをもっと詳しく知りたい人は、歯周病菌に関しては自由診療にはなりますが、調べることは可能です。

現在、巷でよく聞く”リアルタイムPCR!”

コロナにかかったかチェックするあの検査を、ハリヨ歯科では、以前より使っており、歯周病のリスクの診断に使用しております。興味がある方はぜひ、スタッフにお声がけください。

ハリヨ歯科では、この位相差顕微鏡の検査を初診時、定期検診の移行時、定期検診に移行している方では1年に1回無料でチェックしております。

もちろん、お子さんにも、同様にチェックしております。面白いことに、親御さんのお口の中の細菌の状態と、お子さんのお口の中の細菌の状態はすごく似ております。

お口の中の細菌は、生まれたときには0の状態でスタートします。そこから、周りからの感染を繰り返しながらお口の菌の状態を作っていきます。菌を無菌化することはできませんので、上手に付き合って行く必要があります。

爪楊枝で歯の際の汚れを取ると白くなるあれは、なんだかご存知ですか?食べかすだと思われている方も多いのですが、実は菌の塊なんです。歯磨きをするときはこの白い塊を取ることを意識して歯を磨いて見ましょう。

ハリヨ歯科では、位相差顕微鏡を使うことでお口の状態を視える化することによって、患者さん自身もお口の状態を自分で把握することができます。

位相差顕微鏡にご興味がある方は、いつでもお声がけください。

歯医者に血圧計?

2022.06.25
歯医者に血圧計?

こんにちは、岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは

「歯医者に血圧計?」がなんであるの?

ハリヨ歯科の診察室には計🔟台の血圧計があります。

診察台は7台なので、診療台よりも血圧計の方が多いんです。

今までは、治療室側(当院はDr治療部分と、衛生士の予防棟部分で診療台が別れて配置されております。)の3台に固定で血圧生体モニターを設置しており、予防棟では、簡易の血圧計を、必要な患者様に都度持って来るようにしていました。

そもそも、歯医者に血圧計ってあまり馴染みの無いことかもしれません。

「歯医者の治療の際に血圧計が必要なの?」と思われる方も多いと思います。

一般的に歯科医院で行われる処置は外科的な処置(広域には手術と呼ばれる分類に入る処置)が非常に多いです。

もちろん麻酔を使う処置もあります。

また、高齢化社会になっている現代は、何らかの疾患を患っている患者さんが来院することが多くなってきました。

実際に血圧を測定しながら治療を行う患者さんをピックアップしていきます。

①基礎疾患を持っている患者さん

高血圧、糖尿病、リウマチ、心筋梗塞後、脳梗塞後、不整脈、骨粗鬆症、甲状腺機能疾患など

基礎疾患がある患者さんが歯科医院で治療を行うと、血圧が一時的に高くなってしまうこともあります。血圧や脈拍、酸素飽和度をチェックしながら安全に治療が行えるように取り組んでいます。

②抜歯などの外科処置を行う患者

抜歯などの外科処置などを行う患者さんには、皆さんに血圧測定を行いながら施術を行っております。

抜歯などの処置をする際は、緊張をすることが多く血圧が一時的に上昇することや、迷走神経反射と言って、一時的に脈拍が低下し、血圧も下がってしまうこともあります。

実際に、親知らずの抜歯の際に、特に若い男性では、術中に気分不快を認め、迷走神経反射を生じることっもありますので、血圧を測定しながら処置を行うことにしております。

③歯科恐怖症の患者さん

他にも、歯科医院が苦手で、歯医者に来ると、気分が悪くなる人や緊張が強くなる人なども見えます。そのような方にも血圧計を測定しながら治療を行っています。

 

どうでしょうか?

歯科医院で血圧計を設置する意味をご理解いただけたでしょうか?

患者さんが安全に治療を受けてもらえるために最善を努めております。お病気があり、お体に不安のある方も安心して治療が受けれますので、なにかお困り事がありましたら、いつでもお声がけください。