えっ!むし歯って年齢によってなりやすい部分が違うの?

2018.03.03
えっ!むし歯って年齢によってなりやすい部分が違うの?

おはようございます。 大垣市、安八、穂積市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

むし歯と言ったら、皆さんはどのような状態をイメージしますか?大きな穴があいている状態や、ズキズキ痛んでいる状態などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

そのような状態のむし歯は患者さん自身も、大きなむし歯ができたなと感じ歯医者に受診することが多いでしょう。今回お話しするむし歯は、年齢や食生活などからむし歯になりやすい部分が変わることをお話しします。

むし歯ができやすい部分は、年齢や食生活によって変化することをこ存じですか?中学生ぐらいまでのお子さんの歯の特徴は乳歯や、永久歯のはえたてで、歯の溝の部分が深いため食べ物が詰まりやすくむし歯になりやすくなります。この状態のむし歯は症状がなくても入り口が小さく中で急激にむし歯が広がっていることが多く場合により神経までむし歯が到達してしまうことがあるので注意が必要です。

ついで、高校生から成人にかけては、嗜好物の変化や、砂糖入りの飲料水の摂取などの食生活の変化などによって歯と歯の間にむし歯ができやすくなります。歯と歯の間のむし歯は一見むし歯に見えないのですが隣の歯と当たっている部分から洞穴のようにむし歯になっていきます。

最後は歯周病が進行し始めてからむし歯になりやすいところです。歯周病が進行し始めると、歯を支えている骨が徐々に溶けて、骨の位置が下がってきてしまいます。骨の位置が下がってくると、今まで骨に守られていた歯の部分が露出していきます。歯の構造上、本来お口の中に見えている部分はエナメル質と言って非常に硬い組織で覆われています。そのため、簡単にはむし歯にはなりにくいのです。しかし、先ほど説明したように、骨が下がることによって露出した部分(セメント質と言います。)はむし歯に非常に弱いのです。そのため、歯周病が進行すると、歯の根っこの横の部分からむし歯が進行してしまうことがあるのです。ここで注意しておきたいのは、歯周病治療がされていない歯は、歯茎が腫れているので、むし歯になっていても気づかないということです。また、歯周病が進行している方は、どうしても高齢の方が増えてきます。高齢の方は、今まで多くのむし歯治療をされている方も多く、中には、ほとんどの歯の神経の処置がされている場合もあります。その場合、むし歯が進行していても痛みを伴わないので、むし歯が進行することで、歯が折れて初めてむし歯の存在に気づくことも少なくありません。その場合、もしからしたら歯が残せず歯を抜かなければいけないこともあります。

最近、歯医者さんに行っていない方などは、症状がなくても、一度歯科医院を受診してみてはいかがでしょうか。ハリヨ歯科でも皆様のご来院をお待ちしています。

 

歯科医療の昔と今

2018.03.02
歯科医療の昔と今

おはようございます。 大垣市、安八、瑞穂市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

医療の世界は日進月歩。歯科だけでなく医科の世界も日に日に進歩し、過去無理だったことは今では当然のように可能になりました。

それにより、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)が求められるようになりました。

このQOLという言葉お聞きになったことはありますか?

医療業界で勤務されている方、介護業界で勤務されている方々はよく使われることと思います。

 

QOL(クオリティー・オブ・ライフ)、直訳してそのまま「生活の質」です。

 

生きていればそれでいい・・・ではなく、患者さんがどう生きるかの質ということです。

医療技術、薬の進歩で様々な病気を持ちながらでも生きながらえることが可能になりましたが、いたずらな延命治療、患者さんへの侵襲が激しい治療を継続することによって、患者さんが理想とする、望まれる生活、人間らしい生活が実現できない状況を「QOLの低下」と言います。

 

人生90年の時代。昔なら助からなかった病気も助かり生きながらえることはできます。ただ長生きをしたいとは誰も思っていないはずです。人生何年になろうとも最後の時まで自分らしく今の“生活の質=QOL”を保ったまま楽しんで過ごしたいとみなさん願っているはずです。

 

このQOL、とても歯は重要です。

歯がないと言うことは、人とのコミュニケーションである会話も話しづらい、生きていくために必要な栄養の摂取である食べられない、楽しみであるはずの食を美味しく食べられないと言うことになるからです。
このQOLという概念さえなかった時代は歯科医院の数も少なく、1日に1人の歯科医師が200人診療していたなんてこともききます。

今の時代に1人で200人診ている歯科医師はほぼ皆無でしょう。

現代歯科医療の治療内容では到底1人の歯科医師が診られる数は歯科衛生士の手を借りて多くても50人。

1人の歯科医師が200人診るには手間のかかる治療はできず、「痛みをとる」が最大の目的であり、それには歯を抜くのがもっとも簡単で早かったのです。

今なら治療回数を重ねて残せた歯も昔は躊躇なく抜いていたことが推察されます。

抜いた後のQOLに触れることのない時代でした。

ましてや、健康に歯を残すために歯科医院に定期検診に行くなんてことはありません。歯を抜いて痛みがとれたら通院はおしまい。

そして、今より歯を抜く基準は低かったのです。

 

今はどうでしょう。歯は抜きたくない、抜かない方がいいとお考えの方は多いことでしょう。歯医者になるための歯科大学でも歯を抜くことはおろか、一度削った歯は戻らない、削るのは最小限にという教育がされています。

 

その甲斐あって、歯が年齢を重ねても人昔前より残っているはずです。そのおかげで、好きなものを思い通り食べ、楽しく話し、笑うことができます。

しかし歯が残ることでの弊害もあります。

 

歯周病です。昔は歯周病になる前に抜いてしまっていたので歯周病の認知は現代人が遅れていると言えるでしょう。

歯が残っていることで、その歯をさらに残すためには歯周病のケアの必要があるということであるのに、歯は残れど歯周病のケアのための定期検診への意識が低いのが現状と感じます。

これからの楽しい人生のQOLの維持、向上のためにハリヨ歯科へのご来院お待ちしています。

オリンピック選手を目指して

2018.03.01
オリンピック選手を目指して

おはようございます。 大垣市、安八、瑞穂市近郊のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、保育士常駐で、無料託児も行っている子育て世代にも優し歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄 陵亮です。

連日続く、白熱のそして感動の冬季オリンピックが終わりました。

オリンピック選手のくり出す技の数々、同じ人間がやっているの!?なんて思ってしまいます。

あんなことどうやったらできるの!?どうやってあんなことできるようになったんだろう!?

 

こんなこと言いながら、私自身は体を動かすことは好きですが実はあまりスポーツ観戦はしないのです(^◇^;)オリンピックもニュースの総集編しか見ていません(^◇^;)

ではこのタイトルは?

 

これは、先日ブログにも載せさせて頂いた〜一生自分の口で美味しく食べる〜の回のお母様を介護せれているご家族との会話からのタイトルです。

 

介護生活をかれこれ20年されているそうです。いつお話をしても苦労を苦労とは感じさせず、前向きに介護を楽しむようにされているそうです。

 

その患者様ご家族から学ばせて頂くことは大変多く、尊敬の念を抱かずにはいられません。いつもご来院時の会話を私たちは楽しみにしています。

 

その患者様ご家族は、毎日の生活だけでも労力がかかることが多いに違いないところに私たちからしても毎日続けるのは大変だろうなという、お母様の嚥下の訓練をきっちりお家で行ってくださいます。

ハリヨ歯科では毎週通院していただき、誤嚥性肺炎の予防・改善のための口腔内清掃と嚥下機能の評価、そしてお家での嚥下のためのトレーニングの指導を行っています。

 

そのご家族が「オリンピック選手のインタビューで、できることをしただけですというコメントがあったけどそれは介護も同じだよ」とお教えいただきました。

オリンピック選手もいきなり人間ばなれした大技を決めたわけではないと。

 

まさに千里の道も一歩から。

 

ハリヨ歯科ももうすぐ開院1年を迎え多くの患者様との出会いがありました。ありがたいことにたくさんの患者様から感謝のお言葉、ご満足のお言葉を頂戴しました。

しかし、ハリヨ歯科は目指す姿があります。それにはまだまだやりたいことがたくさんあります。まだまだ学び患者様に還元していきたいことがあります。医療は日夜進歩するため学び続けることはもちろんです。それ以上にハリヨ歯科が患者様、地域の皆様にできること、より良いハリヨ歯科になるためにやることは尽きず・・・

 

たまに先を見ては途方にくれることもありますが、先日TCセミナーに参加し全国から集まる他院のスタッフやセミナー講師に刺激されてきたスタッフとも確認!!

オリンピック選手のようにやれることをやるだけ。そしてハリヨ歯科の目指す姿に!!

ハリヨ歯科もオリンピック選手のような地道な努力を重ね、いつか人間離れした大技が決められるようになります(笑)

これからもハリヨ歯科をよろしくお願いします。