こんにちは、岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。
今回のテーマは
”お口の中の細菌を見てみよう”
びっくりすること間違いなし。
皆さんは、自分のお口の中の細菌やお子さんのお口の中の細菌をこの目で見たことはありますか?
多くの方は、そんなもの見たことはないとおっしゃられると思います。
もし、実際お口の中をチェックできると知ったらあなたはチェックをしてみたいですか?
その検査の方法が、
位相差顕微鏡と言われる機械で可能になります!
位相差顕微鏡とは、歯科の臨床現場で口腔内の細菌をリアルタイムで評価するために使用されます。口腔内細菌の評価により、ご自身やお子さんの口腔の健康状態を正確に把握し、適切な治療や予防策を立てることができます。
位相差顕微鏡を使用すると、以下のようなメリットがあります。
- 細菌を目で見ることができます。: 位相差顕微鏡は、光学系と特殊な顕微鏡レンズを使用して微生物を、見える化します。口腔内の細菌の存在や分布、形態、動きなどをリアルタイムで観察することができます。これにより、お子さんの口腔内の細菌の状態を詳細に把握することができます。
- 早期の問題の発見: 位相差顕微鏡は、お子さんの口腔内に存在する異常な細菌の増殖やバランスの乱れを早期に検出するのに役立ちます。口腔内の細菌バランスが乱れると、虫歯や歯周病などの口腔疾患のリスクが高まります。位相差顕微鏡を使用することで、これらの問題を早期に発見し、適切な治療や予防策を講じることができます。
- カスタマイズされた治療計画の立案: 位相差顕微鏡による口腔内細菌の評価は、個別にカスタマイズされた治療計画の立案に役立ちます。お子さんの口腔内の細菌の状態に応じて、適切な処置や予防策を立てることができます。例えば、異常な細菌の増殖が見られる場合には、口腔衛生習慣の改善や特定の抗菌処置の導入が考慮されるかもしれません。
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- モチベーションの向上と教育: 位相差顕微鏡を使用することで、お子さんとその保護者に対して口腔内の細菌状態を視覚的に説明することができます。口腔内の細菌の存在や増殖の具体的なイメージを見せることで、お子さんの口腔衛生の重要性を理解しやすくなります。また、保護者にも口腔ケアの重要性を伝えることができます。これにより、お子さんのモチベーションを向上させ、定期的な歯科検診や予防ケアの重要性を認識させることができます。
- 治療効果のモニタリング: 位相差顕微鏡を使用することで、治療後の口腔内細菌の状態をモニタリングすることができます。治療の効果を評価し、必要に応じて調整することで、お子さんの口腔内の細菌バランスを維持することができます。定期的な位相差顕微鏡の使用により、治療の進行状況を的確に把握し、最適な結果を得ることができます。
以上が、位相差顕微鏡の使用方法とお子さんにもわかりやすく説明するためのメリットのいくつかです。位相差顕微鏡を使用することで、口腔内細菌の評価がより正確に行え、口腔健康の管理や治療計画の立案に役立ちます。お子さんの口腔健康の維持と予防のために、位相差顕微鏡の使用は重要です。
ハリヨ歯科では、初診時に必ず位相差顕微鏡を使用しお口の中の菌のチェックをします。ぜひ、興味のある方は、一度ご来院ください。