位相差顕微鏡ってご存知ですか?あなたのお口の中の細菌を目で見ることができます。一度検査してみませんか?

2023.06.23

こんにちは、岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは

 ”お口の中の細菌を見てみよう”

びっくりすること間違いなし。

皆さんは、自分のお口の中の細菌やお子さんのお口の中の細菌をこの目で見たことはありますか?

多くの方は、そんなもの見たことはないとおっしゃられると思います。

もし、実際お口の中をチェックできると知ったらあなたはチェックをしてみたいですか?

その検査の方法が、

位相差顕微鏡と言われる機械で可能になります!

 

位相差顕微鏡とは、歯科の臨床現場で口腔内の細菌をリアルタイムで評価するために使用されます。口腔内細菌の評価により、ご自身やお子さんの口腔の健康状態を正確に把握し、適切な治療や予防策を立てることができます。

位相差顕微鏡を使用すると、以下のようなメリットがあります。

  1. 細菌を目で見ることができます。: 位相差顕微鏡は、光学系と特殊な顕微鏡レンズを使用して微生物を、見える化します。口腔内の細菌の存在や分布、形態、動きなどをリアルタイムで観察することができます。これにより、お子さんの口腔内の細菌の状態を詳細に把握することができます。
  2. 早期の問題の発見: 位相差顕微鏡は、お子さんの口腔内に存在する異常な細菌の増殖やバランスの乱れを早期に検出するのに役立ちます。口腔内の細菌バランスが乱れると、虫歯や歯周病などの口腔疾患のリスクが高まります。位相差顕微鏡を使用することで、これらの問題を早期に発見し、適切な治療や予防策を講じることができます。
  3. カスタマイズされた治療計画の立案: 位相差顕微鏡による口腔内細菌の評価は、個別にカスタマイズされた治療計画の立案に役立ちます。お子さんの口腔内の細菌の状態に応じて、適切な処置や予防策を立てることができます。例えば、異常な細菌の増殖が見られる場合には、口腔衛生習慣の改善や特定の抗菌処置の導入が考慮されるかもしれません。
    1. モチベーションの向上と教育: 位相差顕微鏡を使用することで、お子さんとその保護者に対して口腔内の細菌状態を視覚的に説明することができます。口腔内の細菌の存在や増殖の具体的なイメージを見せることで、お子さんの口腔衛生の重要性を理解しやすくなります。また、保護者にも口腔ケアの重要性を伝えることができます。これにより、お子さんのモチベーションを向上させ、定期的な歯科検診や予防ケアの重要性を認識させることができます。
    2. 治療効果のモニタリング: 位相差顕微鏡を使用することで、治療後の口腔内細菌の状態をモニタリングすることができます。治療の効果を評価し、必要に応じて調整することで、お子さんの口腔内の細菌バランスを維持することができます。定期的な位相差顕微鏡の使用により、治療の進行状況を的確に把握し、最適な結果を得ることができます。

    以上が、位相差顕微鏡の使用方法とお子さんにもわかりやすく説明するためのメリットのいくつかです。位相差顕微鏡を使用することで、口腔内細菌の評価がより正確に行え、口腔健康の管理や治療計画の立案に役立ちます。お子さんの口腔健康の維持と予防のために、位相差顕微鏡の使用は重要です。

ハリヨ歯科では、初診時に必ず位相差顕微鏡を使用しお口の中の菌のチェックをします。ぜひ、興味のある方は、一度ご来院ください。

小さいお子さんが道路でこけてしまいました。口の中から血が出ています。どうしたら良いですか?

2023.06.15
小さいお子さんが道路でこけてしまいました。口の中から血が出ています。どうしたら良いですか?

おはようございます。岐阜県大垣市今宿の歯医者ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは、お子さんが見える親御さんでは一度は起きたことがある、お子さんが地面でこけた時のことです。

特にやっと自分でよろよろ、歩き出す時期によく起こります。

急に泣き出してびっくり、

お口の中を見たら血も出ていてさらにびっくり!!

口の中が血だらけになっていたら焦りますよね。

今回のテーマは、

お子さんがこけて口の中から出血している時の対応法についてです。

まずは、なんで乳幼児の時期ってあんなに転けやすいかご存知ですが?

乳幼児が転びやすい理由はいくつかありますので一部紹介します。

  1. 発育段階: 乳幼児はまだ筋力や体の制御が未熟なため、バランスを保つことが難しいです。歩行や走行の技術がまだ発達しておらず、体のバランスを崩しやすい傾向があります。
  2. 探索行動: 乳幼児は成長とともに自分の身体や周囲の環境を探索し始めます。好奇心が旺盛で、物事を触ったり登ったりすることで自己発見を行います。このような行動が転倒のリスクを高めることがあります。
  3. 発達段階の進行: 幼児期は身体の各部位の発達が不均衡な時期です。例えば、下半身の筋力が上半身よりも発達していることがあります。このようなバランスの偏りが、転倒の原因となることがあります。
  4. 環境要因: 乳幼児はまだ自分の周囲の環境を正確に評価する能力が不十分です。階段や段差、不安定な地面など、危険な要素がある場所での活動が転倒のリスクを高めます。
  5. 行動の発展: 乳幼児は成長に伴って自立心や運動能力が発展していきます。新しいスキルや行動を試みる過程で、バランスを崩して転ぶことがあります。

これらの要因により、乳幼児は転びやすい傾向があります。

そして、転んだ時に、顔から倒れてしまうことも多々あり、ヒヤッとする場面をよく目にしませんか?

転倒した際に、特に問題になりやすい部位としては

歯への外傷

歯の打撲:歯をぶつけただけで、歯が割れるなどの症状はない。ぶつけたことにより噛むと痛いや、触ると違和感があるなどの症状がある。→特に治療方法はなく、様子見となることが多い。

歯冠破折:転倒時に直接外力が歯に当たり、歯冠の一部が折れてしまうこと。⇨患児から協力が得られれば容易に修復は可能ですが、子供が小さいと治療は難しく、経過観察となることが多いです。

歯根破折:歯冠破折よりもやや深いところ(歯の根っこの部分まで)で破折している。⇨歯が縦に割れているため、保存(残すこと)することが難しい。抜歯となるケースも多い。

歯の陥入:歯をぶつけた衝撃により、歯が歯茎の中に埋まってしまっ ている状態。場合によっては、元の位置にも出さなければならないことがあります。

歯の脱臼:歯をぶつけた衝撃により、歯が抜けた状態。⇨抜けた歯は、そのまま歯科医院に持ってきてください。

そのまま、戻すことができれば、抜かずに済みます。

持ってくる時の注意点としては、乾燥させないこと。乾燥させないためには、薬局などで売っている生理食塩水につけて持ってきてもらうのがいいです。もし近くにない場合は、牛乳につけてきてもらっても大丈夫です。

歯の亜脱臼:歯をぶつけた衝撃により、完全に抜けてないまでも、抜けかかっている状態です。こういう場合は、無理に口の中を触らずに、そのまま、歯科医院にきていただいてOKです。

これらが、歯への衝撃で生じる外傷です。他にも歯を支える歯槽骨が折れたりなどもありますが、詳しくはまた、別の機会にお話ししますね。

次は、お子さんが転倒時にお口の中を切れてしまうパターンです。

こちらで、一番多いのは上唇小帯と言われる、前歯の上にある筋げ切れてしまうパターンです。

ここが切れると、切れたすぐは結構出血が出るので、親御さんはびっくりして、歯医者にすぐ連絡が来ることが多いです。

その、筋は人によっては、歯並びの影響となることもあるため、外科的に切除をすることもある部位なんです。

そのため、その部位が切れても、お子さんの発育の影響になることは少なく、また、時間と共に、止血されてしてまうことが多く、経過観察を行なっていきます。

多くの方は、歯科医院に到着時にはすでに止血されており、お子さんも、何もなかったように元気であることが多いです。

 

このように、小さいお子さんの転倒はよくあることではあるので、もし、もし、お子さんがこけて、お口の中から出血があり心配であれば、歯科医院にご連絡ください。

 

 

歯医者って何歳から受診したらいいの?皆さんは何歳から歯医者に行っていますか。歯が生えてから?では、もう遅い?

2023.06.11
歯医者って何歳から受診したらいいの?皆さんは何歳から歯医者に行っていますか。歯が生えてから?では、もう遅い?

こんにちは、岐阜県大垣市の歯医者さん、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回の、テーマは、

”歯医者は何歳から受診したらいいの?”

についてお話ししていきたいと思います。

お子さんの歯科検診といえば、市が行う、一歳半検診、3歳検診ですよね。

1歳半といえば、個人差はありますが歯のA~Dぐらいまでが生えてくることが多いです。その為に、一歳半検診はおおよその乳歯が生えたタイミングでチェックすることが目的ですね。

3歳検診では、全ての乳歯が生え揃う時期になりますので噛み合わせや、噛み合わせに影響する癖(指すいなど)がないかをチェック

もちろん虫歯のチェックもします。

ただ、それらの検診は、お口のことだけでなくさまざまな身体的発育や精神的発育もチェックする場でもあります。

  1. 健康な成長の評価: 一歳半・3歳は子供の重要なマイルストーンの一つであり、子供の成長と発達に大きな変化が現れます。検診を通じて、子供の身体的、認知的、言語的、社会的発達を評価し、健康な成長を確認することが目的です。
  2. 早期発見と介入: 発達の遅れや問題の早期発見に重点が置かれます。発達の遅れや異常が早期に発見されれば、専門家の評価や適切な介入が行われることで、問題の進行を防ぐことができます。
  3. 健康問題の早期発見: 身体的な健康状態や疾患の早期発見も行われます。例えば、歯の健康状態や視力の問題などが検査されます。
  4. 予防接種の管理:予防接種のスケジュール管理も行われます。子供の年齢に応じた予防接種が実施され、重要な感染症から子供を保護するための予防策が講じられます。

これらの検診時に口腔内のチェックを行われて、いずれかの検査項目に指摘があれば、そこで、初めて歯医者に行くことになります。

その為、多くの方は1歳半もしくは3歳時に歯医者にくることが多いのかなと思います。

では、実際に、ハリヨ歯科に来る患者さんの、初めての歯医者さんのタイミングは7ヶ月ごろに来ることが多いです。早い子では生後3ヶ月ごろに来ることも少なくありません。

7ヶ月なんて、まだ歯が一本しか生えていないじゃん、3ヶ月なんて歯も生えていないのになんで歯医者にくるのって思われることも多いのではないのでしょうか?

実は、我々歯医者では、その時期に歯は全く見ていないんです。

むしろ、歯より大事なことがあるんです。

ここで、皆さんのとってびっくりなお話をします。

”顎の成長の8割は6歳までにできる”

ここで、大事なのは、永久歯が生えてくるのは6歳からだということ。

さてここで、クイズです。

永久歯と、乳歯どっちの歯が大きいと思いますか?

正解は、前歯(上で前6本、下前6本)は永久歯の方が大きく

臼歯2本は、乳歯の方が大きい

このため、乳歯の時に歯並びがきれいに並んでいると、永久歯になった際に、前歯がガタガタになってしまうんです。

6歳時には、全部の乳歯の間に隙間があって欲しいということになります。

その隙間を作るために(顎を成長させるため)、顎に沢山の刺激を与えなければいけません。

その、第一歩が、授乳の仕方や、抱っこ紐の使い方、普段の寝かせ方や、食事を食べるときの姿勢。(これらのことは、当院のマタニティー教室でご説明しています。)

これらの、ことがうまく行っていないと、7ヶ月ごろにはその兆候が出てきます。

例えばお口の富士山型。

これが意外に多いんです。

中には、一般的なブログで、お子さんの唇が富士山みたいでかわいいってアップされている方も見えます。

でも、それは、正常部ではなく異常なんです。では、なんで上唇が上を見いてしまうのか。

その原因は、上唇の使い方が上手くできていないことにあります。

上唇が上手く使えてないってどういうこと?と思われると思いますが、少し解説していきます。

まず。上唇は何でできているかご存知ですか?

上唇は筋肉で構成されているため、上唇が上に挙げっているということは、唇の筋肉が上手に発達(成長)していないことが挙げられます。

では、なんで上唇の筋肉が発達していないでしょうか?

それは、離乳食の与え方が間違っていたり、いつまでも、ストローのみを続けていたり、ぶくぶく嗽ができなかったり。

今までは、勝手に成長してきたことでも、昨今では非常に多くの方が富士山型になっていることを実感します。

その結果、保育園児や小学生でもお口ポカーンが増えています。

ハリヨ歯科では、幼い時期から管理栄養士による、お口を育てるためのセミナーや離乳食講座を行なっていますので、興味のある方はお問い合わせください。

連絡先 0584−74−1182

H P:https://www.hariyo-dental.jp/

歯がしみる!これって虫歯?

2022.02.03
歯がしみる!これって虫歯?

こんにちは、岐阜県大垣市の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

今回のテーマは

歯がしみる!これって虫歯?

についてお話していきます。

今年の冬は例年に増して、年末年始から雪が多く寒い日が続きますね!

そんなん時に、家で飲む水道の水もいつも以上に冷えていて、水を飲むときや、歯磨きをしたあとにうがいをするときにヒヤッと冷たさを感じたことはありませんか?

あれ?しみるぞっと。そこで頭をよぎるのが虫歯かもっと、思われる方も多いのではないのでしょうか。

歯がしみる原因には何があると思いますか?

大きく分けて2種類があります。

1つ目に

想像しやすいのはむし歯によるものですよね。

あ、なんか凍みる。むし歯かもしれないと思い歯医者の予約を取ろうかなと思うのではないでしょうか?

むし歯ができるポイントは大きく分けて2種類

歯の上の溝からむし歯になるパターン

これは、生えたての歯など若い年齢で出来やすいパターンです。むし歯の入り口が小さくて中で広がっていることが多く、なかなか気づかないことがあります。小中学生の奥歯が最も危険にさらされやすいので、要注意。甘いものや冷たいものが凍みることがあります。

歯と歯の間からむし歯になるパターン

食生活、特に飲み物や間食の摂取によってなりやすいむし歯。

ジュースや、カフェオレ、コーヒー(ブラックではないコーヒー)などを好んで飲んでいると特になりやすいので注意して下さい。見た目では分かりにくくても、レントゲンや歯科医師の診察で見つかるむし歯も多くあります。

気になる方は、ぜひ一度歯科医院で相談してみてください。

2つ目は知覚過敏

まずは、知覚過敏についてお話します。

知覚過敏が出る原因として多いのは、歯の根元の部分が削れてしまって、神経との距離が近くなってしまった状態です。

削れる原因については、歯ブラシ圧が強すぎて、削れていると昔は言われていましたが、現在はそれ以外に食いしばりや、歯ぎしりが原因で歯が削れると言われています。

私は、夜に歯ぎしりがあると言われたことがない人も要注意。ギシギシ言わなくてもぐーっと食いしばりをしているかもしれません。

あとは、日中気付いた時に、ぐっと噛み込んでいることはないですか?

特にパソコンを使う事務系の職種の方は集中した時に、いつの間にか噛んでしまっていることがあるので要注意です。一度意識して噛んでいない確認してみてください。

このように、削れてしまったことによる知覚過敏は、その削れた部分をCRという、プラスチックのような素材を詰めて上げることにより、しみる症状が改善することが多いので、気になる方は一度歯科医院に受診してみてください。

 

歯が黒い! これってむし歯?

2021.10.05

おはようございます。

ハリヨ歯科の院長に長縄です。

本日のテーマは、

歯が黒くなっている。これってむし歯?

 

ハリヨ歯科に初診で来院された時に、受診理由の一つとして挙げられるのが、鏡を見ていたら、下の歯の奥の部分が黒くなっているのに気づきました。

これってむし歯ですか?っという訴えです。

答えは、YESでありNOでもあります。

では、黒くなっている原因は何でしょうか?

についてです。

まずは、

むし歯になっている状態。

歯に大きな穴が空いていたり、上から見たらなんだか黒くなっていたりする場合にはむし歯の可能性があります。大きな穴が空いている場合は、むし歯によって歯が欠けてしまったか、何らかの原因(くいじばりなど)によって、むし歯ではなくても歯が欠けてしまうこともあります。穴の部分は黒くはならないのでむし歯ではありませんが、むし歯治療と同じように治す必要があります。

 

 

 

 

 

 

むし歯ではない状態で黒い場合

歯の溝に着色がついてしまい黒くなっている状態。

一見、むし歯と見間違えれることが多いこの状態は、皆さんのお口の中を見ると多くの人に見られる、正常な状態です。

特に奥歯の溝は深いことが多くそこに着色が着くことでむし歯と勘違いして受診されるかたは多く見えます。

もちろん、むし歯ではないので、治療をすることはありません。

ただ、溝からむし歯になることもあるため、自分で判断せず、気になったら歯科医院に受診することをお勧めします。

ハリヨ歯科では、この溝がむし歯か着色かが目では判断できない時にダイアグノデントと言われる、レーザーによるむし歯判定検査を行います。

 

 

 

 

 

feature より引用

この検査結果により、むし歯治療をするか経過観察をするかを客観的に判断しています。

一旦、天然の歯を削ってしまうと、もう、元には戻りません。(前回の内容をご参照ください) http://www.hariyo-dental.jp/blog/?p=1492

もう一つのむし歯ではないが色が黒くなっているパターンとしては

以前詰めた、詰め物が劣化し、詰め物の縁に汚れや、着色がついて色が付いてしまっている状態です。

コンポジットレジンと言われる、歯科でよく使われる白色の詰め物は、経年劣化により、表面が粗糙になり、着色や汚れが着くことにより黒くなります。そのため、この色自体はむし歯ではありません。しかし、その粗糙な部分からむし歯を発生させるかもしれませんので、場合によっては治療の対象になります。

これらのことは、患者さん自身では判断することが難しいことから一度気になることがあったら歯科医院に受診することをお勧めします。

むし歯は年齢によってなりやすい部位が違うって知っていますか?

2019.11.04
むし歯は年齢によってなりやすい部位が違うって知っていますか?

こんにちは。

大垣市、今宿の歯周病予防、むし歯予防に力をいれている歯医者、お子さま連れでも安心の託児サービス、ご家族で一緒に来れるファミリールーム完備の歯医者さん。ハリヨ歯科の院長の長縄です。

皆さんは、いくつになっても、むし歯になりやすい部位は一緒だと思っていませんか?実は、年齢によってむし歯になりやすい部位が変わってくるんです。

小さい時、特に乳歯が生えたばかりの時や乳歯が永久歯に生え変わった時期には、咬合面という、歯の溝の部分からむし歯になりやすくなります。

これは、生えたばかりの歯は溝が深いためにむし歯になりやすいからです。

 

 

 

 

 

 

次にむし歯になりやすくなるのは、歯と歯の間(隣接面)部から進行するむし歯です。歯と歯の間は通常は隣の歯と接しているために、フロス(糸ようじ)などを使用しないと、間に食べ物が残ってしまって、そこからむし歯になります。

ジュースをよく飲む人や、砂糖入りのコーヒー紅茶を飲む人、飴や組などの間食が多い人などがよくなるむし歯です。

そして、次の段階に行くと、根面むし歯です。

根面むし歯というのは、あまり聞きなれない言葉だと思いますが、むし歯の中で一番厄介になってしまうむし歯の一つです。

簡単に言うと、本来骨の中に埋まっている歯の根っこの部分からむし歯になってしまう病気です。

(クラブサンスターより出典774

歯の構造上、体の中で一番硬いものはエナメル質と言われる、歯の表面をコーティングしている部分です。そこは、硬さがあるので、ある程度虫歯への抵抗力を持っています。

しかし、歯周病が進行し、歯を支える骨が溶けた時に、本来骨に埋まっている歯の組織(セメント質)が露出します。この、セメント質はエナメル質より弱いためにむし歯にかかりやすくなってしまいます。

また、もともと、むし歯が多い患者さんが歯周病が進むと、かなり大きなリスクになります。特に、歯の神経を取った歯があり、被せ物をガバッと被っているさし歯の状態になっている歯が最も要注意になります。

それは、なぜかというと、神経がない歯は、むし歯が進行しても、しみるや、痛みなどの症状がないからです。知らないうちに歯茎の中で歯に洞穴を作ってしまい、人によっては、歯が折れるまで気づかないんです。

当然、むし歯は、歯茎の中で進行しているため、その後の処置も難しいことが多く結果的に歯を抜く必要があったり、手術で、その周りの骨を削ってむし歯の部分を出さなければならなかったりと、かなり大掛かりな処置になってしまいます。

よく患者さんは、痛くないからむし歯に行かなくても良いんだと言われる人や、全然痛くないから治療しなくて良いと言われる方もいますが、この根面カリエスについては早期発見、早期治療がその歯を残せるかどうかにつながりますので、症状がなくても一度歯科医院に受診してみてください。

患者さんのために!

2019.03.01
患者さんのために!

こんにちは。
大垣市にあるむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者、お子様連れでも安心の託児サービス、ご家族で一緒に通えるファミリールーム完備の歯医者さん。ハリヨ歯科の受付・TCの種田です。

水曜日に、診療をお休みさせていただき、愛知県の若林歯科さん、静岡県の太田歯科さんとの三医院合同セミナーに参加させていただきました。
今年一年かけて何度かに分け三医院で集まり、お互いに刺激を受けるため、情報交換をするためのセミナーです!

仕事に対してのモチベーション
デンタルIQ&デンタルEQ
今後の医院の目標設定
について、他の医院の方と交流を深めながら考えていきました。

みなさんは、仕事をする時間が、1日の活動時間の3分の1をしめていることはご存知だと思います。
きっと、世間の中には、それ以上に働いている方もみえると思います。
では、その時間がほんとうに苦痛なものだったら…?
1日のうちの3分の1が苦痛な時間なんて、人生のほとんどが苦痛な時間だということになるのではないでしょうか?
逆にその3分の1の時間が充実した時間であったならば、人生が充実するといっても過言ではないと思います。
ハリヨ歯科で働くスタッフには、そう感じてもらい仕事をしてほしいと思います。
そのためには、まずは自分から変わること!
自分の気持ちの持ち方を変えること!
誰かが主語ではなく、自分が主語にして行動することが必要です。
誰かを変えることはなかなか難しいです。
うまくいかずストレスがかかります。
そのストレスが仕事に対して影響を及ぼしてしまうのです。
心理学のような話ですが、まずは自分を主語にして相手と関わっていくことを意識して、明日からの診療に生かしていきます。

そして、歯科で働く中でもよく出てくるデンタルIQ。歯科の知識という意味です。
では、デンタルEQという言葉は、どういう意味かご存知でしょうか?
デンタルEQとは、歯科において患者さんの感情を汲み取れる力だそうです。信頼関係に直結するものです。

人によってものの価値は違います。
例えばですが、洋服を買いにお買いものにいきました。
Aさんが、機能や質を意識して、以前着てみて着心地がいい覚えのあった10000円の服を買いました。
何も知らないBさんは、10000円の服なんて高いと思いました。
2人の間で何が違ったのでしょうか?
それは、情報がなかったことです。
Aさんはその服に10000円出してもいいと思えた。
でも、何も知らないBさんは値段を聞き、高いと感じた。
その服に対しての情報(機能性や質)があり、経験して良さを実感したAさんだから金額以上の価値を感じ、購入しました。
どんなことでもですが、価値観とは情報や経験によって変わります。
全く同じ価値観の人間はいません。
お互いに歩み寄り価値観を擦り合わせていくことで、円満な人間関係が築けます。
スタッフはもちろん、患者さんとの価値観の差が少しでも埋められるようにしていこうと感じました。

最後に、今後の目的・目標について医院ごとで話し合いました。
ハリヨ歯科には、まだまだ課題がたくさんあります。
もっと患者さんにとって、働くスタッフにとって、そして、ハリヨ歯科にとって
ハッピーになるように、今後もPDCAサイクルを使いながら、医院を成長させていきます。

自分たちだけじゃなく、他の医院の方が頑張っている姿、こういうときこうしてます!などというような情報交換ができる空間。
三医院合同セミナー、第1回はほんとうに自分たちのためになる時間でした。
今年一年を通して、もっともっといい医院になれるよう、たくさんのことを吸収できる時間にしていきます!

医院見学に行ってきました!

2018.10.26
医院見学に行ってきました!

おはようございます!
大垣市にあるむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者、お子さま連れでも安心の託児サービス、ご家族で一緒に来れるファミリールーム完備の歯医者さん。ハリヨ歯科の受付の安田です。

先日、愛知県のイオンモール新瑞橋の中にあるプルチーノ歯科・矯正歯科さんに副院長、管理栄養士の神谷と私管理栄養士の安田が見学に行かせていただきました!
プルチーノ歯科さんには、当院と同じように管理栄養士のスタッフが2名在籍しています。

当院のスタッフと、プルチーノ歯科の管理栄養士とは学生の頃に同級生であったことと、当院の管理栄養士の役割の面で通づるものがあったためにの今回歯科医院への見学を依頼し快く受諾していただけました。
プルチーノ歯科・矯正歯科さんはハリヨ歯科と開院した時期が近い歯医者さんにも関わらず、歯科医院での管理栄養士としての存在意義を見出し、患者さんへの栄養相談が形になっています。
その中で今回はプルチーの歯科で定期開催している「離乳食スクール」を見学させて頂きました。

離乳食スクールは個別で行われていて、お話しやすい環境でした。
そこでお口のクセのお話の後、それぞれのお母さんが抱えている悩みについて相談を受けられていました。

歯医者さんで離乳食のこと?と思われる方も多いかもしれませんが、歯が生えてくる時期、離乳食を始める時期はとても関係が深く、月齢よりももっと重要だと改めて感じました。
食事の量や食材の形などお母さんは様々な不安を抱えているので、管理栄養士の立場からアドバイスがあることで安心しているようにも見えました。
また、歯磨きを始めることや仕上げ磨きについての歯医者さんならではの相談もあって、わたし自身もっと勉強しなきゃいけないと思いました。

今回の見学はとても刺激になりました!


ハリヨ歯科でも今後、管理栄養士の資格を活かしたイベントや相談を企画していけるようにしたいと思います◎

プルチーノ歯科・矯正歯科の皆さん、ありがとうございました。

ハリヨ歯科では現在、ハロウィンイベントを開催していますので、これを機会にお口の中でお困りごとなどありましたら、ご気軽にご来院、ご相談ください。

マウスピースで矯正治療を予防する。

2018.06.18
マウスピースで矯正治療を予防する。

おはようごいます。

大垣市のむし歯予防、歯周病予防に力を入れている歯医者さん、お子さま連れでも安心の託児サービス、ご家族で一緒に来れるファミリールーム完備の歯医者、ハリヨ歯科の院長の長縄です。

日曜日にマウスピース型の矯正装置のセミナーに行ってきました。

皆さんは歯並びが悪くなる原因に何があるかご存知ですか?

親が歯並びが悪いから、子供も歯並びが悪いから遺伝でしょって思っておられる方も多いと思います。

確かに遺伝によって、顎の成長が著しいく大きくなったら、小さくなったりする場合がありますが、実はそれだけではありません。

遺伝以外の原因としては、お口の中の癖があります。

癖の中でよくあるものとして、

舌突出癖(常に舌が前の方に出てしまったり、飲み込みが上手にできていないために飲み込む時に舌が前方に出そうとする事があります。)これを続けると開咬と行って、前歯がかみ合わず空いた状態になります。

下唇を上の歯で噛む癖:これを続けていると、上の歯が外へ押し出されるとともに下の前歯がべろ側に倒れこんでしまいます。

お口ポカン:普段からお口をポカンと開けていると歯が前の方へ飛び出てしまいます。

歯の並ぶ位置はお口の周りの筋肉とベロとの力が均等になったところに並びます。

小さい頃からのちょっとした癖が原因で歯並びに悪影響を起こしていることになります。多くの方は指しゃぶりをし続けると歯並び悪くなることを知っていると思います。それと同じように、日常の癖には注意していかなければなりません。

『大きくなったら、歯並びを治せばいいわ』と思われている方もいます。そこも、落とし穴なんです。大人になってから歯並びを治したとして、その原因となった癖を取り除かないと、せっかく綺麗に並べたのに後戻りします。

その為に、癖を治すことが必須なのです。

ハリヨ歯科が行っているマウスピース型矯正装置は噛み合わせが反対になってしまった子に限定して行っている治療法です。

マウスピースを入れることによって先ほどお話しした唇の筋肉、ベロの筋肉に働きかけることで噛み合わせを改善させる方法です。それにプラスして、癖を治すトレーニングを行いながら訓練していきます。人にもよりますが、1〜3ヶ月ほどで改善が認められることもあります。一つだけ注意しなければならないのは、このマウスピース型装置は歯並びを綺麗に並べる為に使うものではなく、お口の癖を改善することによって噛み合わせが反対になったものを治すものです。その為、最終的な歯並びに関しては改めて矯正治療が必要になります。

お子さんのお口の中で気になることがありましたらご相談ください。

 

孫育てセミナーを開催いたしました。

2018.05.11
孫育てセミナーを開催いたしました。

おはようございます。

大垣市、垂井、瑞穂市近郊にあるむし歯予防、歯周病予防に力を入れている、お子さま連れでも安心の託児サービス、ご家族で一緒に来れるファミリールーム完備の歯医者さん。ハリヨ歯科の副院長の長縄 真貴子です。

先日告知させて頂いていました孫育てセミナーを実施しました。

このセミナーを開きたいと思いついてからお話しする内容の構想、伝えるためのスライド作成まではすぐに済んでいました。

しかし、実際のセミナー開催!!となると重い腰が上がらず・・・いつも受診してくださる患者様の声によってようやく実施に至りました😂

 

背中を押してくださった、〇〇様!!本当にありがとうございます♪

 

現在私自身も2人の子を持ち子育て真っ最中。

子育てを始めるまでの「理想の子育て」と現実はかなりのギャップを私自身が感じていました。

子供にはこうしたい!ああしてあげたい!募る思いはもちろんお口の中の管理こと、食生活のこと、たくさんありました。

 

しかし、実際の子育ては1人でなんてできるものではなく、たくさんの人との関わり合いの中で存在します。子供との関わりに自分の思いだけ押し通すわけにもいかない場面ばかりです。

 

自分の子供にしてあげたい思いが通らない、そんな時、実の両親には子育てを心身ともに支えてくれているにもかかわらず遠慮のない言葉をぶつけたこともあります。

親子だと感情が入って伝えたいことがなかなかうまく伝えられないもどかしさを感じていました。

 

実の親子、義理の親子でもお子様に対して強い思いがあると感情が入ってうまく伝わらないこともあると思います。

それは、それぞれが共通の認識を持つことで解消されるのでは??

それなら、おじいちゃんおばあちゃんに第三者が医学的な根拠に基づいて淡々とお話しするのが一番!!

 

しかし、「これがいい」「あれはダメ」机上の空論ではなく、実際のおじいちゃんおばあちゃん、そして子育て世代、更には一番お子様の一番ハッピーな形になる実際にできる身近なアドバイスができたらいいな〜との思いでお話しさせていただきました。

 

実際に来てくださったのは、親子で受診してくださっている患者様のご両親と、フェイスブック上からこのセミナーに興味を持ってくださったつい最近お孫さんが誕生され、初めてのご来院頂いた女性でした。

みなさん、とっても熱心に話を聴いてくださいました。話の中でも質問をしてくださったり、メモを取ってくださったりと。

 

セミナー参加後のアンケートにはこんなコメントをくださいました。

 

すごくキレイな院内で感動しました。

孫だけでなく家族でしっかり歯をケアしていきたいと強く思いました。

 

 

こちらのコメントを下さった方は大垣在住ながら、開業1年経ちましたがハリヨ歯科の存在に気付かれていらっしゃらなかったそうです。゚(゚´ω`゚)゚。

それもそのはず・・・つい最近できた駐車場看板がなければ建物にひっそり「ハリヨ歯科」と書かれているだけで、ご近所さん以外にはなかなか気付いていただけない存在でした。

ご来院頂いた経験のある方にさえ看板ができる前には駐車場の入り口がわからなくて通り過ぎちゃったー!!ともご迷惑おかけしておりました。

 

こうした機会によって、ハリヨ歯科に興味を持って頂きご来院頂け、ご縁でつながれたことを大変嬉しく思います。

またこの孫育てセミナーの開催は定期的に行っていきたいと思います。

そして、実際にお困りのお声を一つでも多く聞き取る機会とし、どんどんバージョンアップさせていければな〜と思っています!!